愛と情熱の革命戦記

猫々左翼の闘争日誌

おじいさんより危険

2014年06月22日 21時47分56秒 | 音楽、その他文化関係

 貼り付けた動画は、2013年6月15日に制服向上委員会が『大きな古時計』の替え歌として『おじいさんと同じ』をライブで披露しました。安倍晋三首相と彼の祖父の岸信介元首相の軍国主義の傾向が本質的に同じです。このことをふまえても、現在の安倍晋三首相は岸信介元首相よりも危険度を高めているように私には思えてきます。例えば集団的自衛権行使の問題では、岸信介氏は首相時代に日本国憲法の観点から集団的自衛権行使について明確に否定していました。A級戦犯容疑者としての経歴を持つ岸信介氏でさえ「解釈改憲」で集団的自衛権行使をしようとはしていなかったわけです。

 一方、安倍晋三首相は、憲法を「改正」する見通しを第96条「改正」問題で保守の側からも立憲制維持の観点から強い批判を受けたためにつけづらくなったかと思えば、憲法の解釈を閣議で変えて憲法を改正したのと同じ効果をもたらそうとしています。憲法は、権力を縛って人民を守るために存在しているから時の政権の思うがままの勝手な解釈を許さないのです。「解釈改憲」と呼ばれるような閣議決定による解釈変更で憲法を変えたのと同じような事態を引起こすことは、立憲政治とは相容れないクーデターと本質的には同じことです。このようなことは、A級戦犯容疑者だった岸信介元首相でさえしようとしなかったことです。

 以上のように考えると、今の安倍晋三首相の政治家としての危険性は、岸信介元首相を上回ると考えて良いでしょう。

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