愛と情熱の革命戦記

猫々左翼の闘争日誌

2015年9月14日 国会正門前が解放区になった

2015年09月15日 17時28分52秒 | 戦争のない世界をめざす

 昨日(2015年9月14日)に戦争法案強行採決阻止を求める人々が国会正門前に集結した。おおよそ4万5千人の人々が国会正門前へは集まってきた。私もその4万5千万分の1であった。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-09-15/2015091501_01_1.html 

 私は東京メトロ桜田門駅から国会議事堂方面へ歩いて行った。警察の過剰警備には目に余るものがあり、国会前の道路両脇には鉄柵がびっしりと張り巡らされて、さらには警察車両が車道の両脇をびっしりと固める状況であった。後から人が押し寄せてくるわけで、警察がいくら鉄柵を設置しようがそのようなものがいつまでも続くわけなく、しまいには鉄柵が行動参加者によって倒されて、そこから車道に人々が溢れていった。その時の様子が、デジタルカメラで撮って動画サイトにアップロードしたものである。

 国会正門前の行動の様子を毎日新聞写真部がツイッターで掲載している。
https://twitter.com/mainichiphoto/status/643417541692407808

 毎日新聞写真部が掲載した写真の両脇にかまぼこのように写っているのが警察車両である。国会正門前がびっしりと人で埋め尽くされている様子が手に取るように分かる。2015年8月30日は、日曜日であったが昨日の行動は平日の夜の出来事である。それだけ、多くの様々な背景の人々が戦争法案強行採決反対の声をあげていたのである。

 SEALDsや「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」などによる行動は、たんに戦争法案阻止に留まらず立憲主義擁護と反ファシズム、安倍政権打倒を要求するものとなっている。歴代政権が今まで違憲としてきた事柄について時の政権の恣意的な憲法解釈で良いことにされてしまったのでは、憲法で以って為政者の横暴を抑えることができなくなってしまい、立憲主義の根幹が崩れてしまう。立憲主義崩壊の行き着く先は、独裁政治であり、ファシズムへの道である。だからこそ、戦争法案反対運動が立憲主義擁護、憲法の民主的原則を保持して日本社会を根本的に民主化させるための要求運動に発展していくのである。

 戦争法案に賛成することは、憲法第9条のみならず立憲主義の根幹を破壊することそのものである。我々主権者たる日本国民は、戦争国家づくりと立憲主義破壊の独裁政治を許さない。来年、つまり2016年には参議院選挙がある。戦争法案に賛成する、憲法第9条と民主主義破壊に手を染める参議院議員で来年に審判を受ける人物は、政治生命を喪失する覚悟を決めるが良い。