24 黄釈子 Blog 「My Days」by Oldman+1(吉住)

コロナ予防接種0回、30年間健康診断0回の後期高齢+1、元原告団長の下り坂人生、日々の戯言。KindleWriter。

ついでだから

2019年10月14日 | 日記
モノはついでだから、ダムの放水についても書くかな?

あれほど大雨が降って、ただでさえ川の水量がましているときに、もう我慢の限界だから、と上流でダムが放水する。大量の水を放水するのだから、増水している川の下流域では、あっという間に大増水して、堤防の決壊やオーバーフローが起きる。もちろん、わかっていてやるのだ。ダムが決壊したら、それどころの被害では済まないと言う、被害の大小の問題で、多少のことは「仕方なし」と言う「合法的な行為」。

つい数年前、どこだったか、中国地方か四国か、やったよね。4、5人の死者も出た。

これだけ、気象予報が発達した今、「ヤバイぞ」と判断して、24時間ほど早めにダムの放水をして、ダムを空っぽにしておくことは出来ないのだろうか? って、我々素人は考える。それなら、まだ下流の川水も増水していないし、ダムを空っぽにしておけば、さあ、どんどん降って頂戴、と大雨を待ち受けることもできる。それって、日常生活じゃ、常識じゃん!

でも、そんな仕組みにはなっていない。大半のダムの管理は電力会社。その現場責任者は、「前もって放水する」なんて判断する権限は与えられていない。それは本社の偉いさん。そんな偉いさんが、何百キロも離れた気象条件を時事刻々「危機管理」意識で「司令」を出すほど、使命感もなければ、給料ももらっていない。そんなモノは、地元行政責任者であり、国の行政の問題。そこから「要請」でもあれば、自己責任を回避した上で、受け入れることもあるだろう。

と言うわけで、「事前放水」などと言う国土防衛は、国家の仕組み上、ありえないことになる。で、下々の庶民は、家屋敷から命まで奪われても、想定外の自然現象、巨大台風のせいだと説得されるし、諦める。裁判に訴えても、誰も「違法な」行為は行っていない。

毒にも薬にもならない国民の祝日などの法律は作っても、大事な国民の生命と財産を守るための法律など、見向きもされない。そりゃ、立派な政治家を選ぶ「選挙民」がいるからだろうね。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿