2019年10月14日(月曜日)体育の日:By Yahoo [ 15c/20c/70% 68K51F ] 雨時々曇り
ドーンと灰色の雲が垂れ込めた暗い朝。雨音で目を冷ましたが、外が幾分明るくなってきた午前6時には止んでいる。東の空に、わずかに雲の切れ目があって、空が覗いている。広がってくれるといいのだが、望めそうもない。寒い朝だ。
昨夜のテレビで、とある専門家が「広範囲に大量の雨が降ったので、あちこちの河川が氾濫し、堤防が決壊した。」と解説していた。そんなことは、アホでも知っている。本来なら「国民の生命と財産を守るべき」使命を背負った高級官僚、特に国土交通省のお偉いさんは、眠れない夜を過ごしているはずだが、「天災じゃ、想定外じゃ」と呪文を唱えて、ぐっすり、枕を高くして寝ていることだろう。
堤防の高さと強度を決めるのは、国土交通省のお仕事。冷静に、ニュースを眺めてみればわかる。濁流が堤防を乗り越えたところとそうでないところがある。無論、堤防が決壊したところと、そうでないところがある。全部が全部、やられたわけではない。大雨による川の水の流れと堤防の関係は、戦国時代の信玄堤を見てもわかる通り、400年も500年も前から、国家的な課題だった。
で、これほど科学文明の発展した時代に、堤防の高さと強度を決めている国土交通省の基準値は、どんな水量を元に誰が、いつ決めたの?と問い合わせしてみればいい。スーパーコンピューターを使うまでもなく、流体力学や材料学は、とっくの昔に十分な計算が出来ている。問題は、その基準値を決めるための、前提条件。水量の想定を、いつに時代を基準にして、誰が、いつ決めた?
明治政府? 大正? 昭和初期か? でその偉かった学者先生は、どの時期の災害、雨量を基準にした? 当時の気象情報のデーターは、どれほど「確かか?」
考えるまでもない! 江戸時代の大雨被害の文献に、科学的な裏付けのある「大雨水量」が数値で残っているはずはない。推測するしかないのだ。その上、完全な「堤防」を作るには、金がかかりすぎるので、平均的な雨量による平均的な数値を使って、平均的な堤防の基準を作る。平均的な数値を上回るような雨が降れば、「想定外」と説明し、想定外の雨量による被害は、実は「想定内」なのだ。
その方が、安全な堤防を作るより、安上がりだから。こんなことは、国民なら、選挙権を持っていたら、当然、知ってるだろう?
知らない? じゃ、堤防って、土で出来ているんだってことは? 福井弁では「ベト」って言うけど。江戸の昔から、堤防は今でもベトで作っている。そのベトにも、基準があるんだぜ。粘土性の高い、厳選された土を使う「ことになっている」。
川の流れ具合で、どこが壊れやすいか、氾濫しやすいか、本物の専門家なら、航空写真を見ただけでわかる。経験を積んだ、本物の専門家が国土交通省の偉いさんになっている時代は、とっくに「決壊」している。この大災害の時代に、いい若者が経験を積んでくれて、いい専門家に育つことを祈るばかりだ。そうでなけりゃ、被災地の苦労は、報われない。
ドーンと灰色の雲が垂れ込めた暗い朝。雨音で目を冷ましたが、外が幾分明るくなってきた午前6時には止んでいる。東の空に、わずかに雲の切れ目があって、空が覗いている。広がってくれるといいのだが、望めそうもない。寒い朝だ。
昨夜のテレビで、とある専門家が「広範囲に大量の雨が降ったので、あちこちの河川が氾濫し、堤防が決壊した。」と解説していた。そんなことは、アホでも知っている。本来なら「国民の生命と財産を守るべき」使命を背負った高級官僚、特に国土交通省のお偉いさんは、眠れない夜を過ごしているはずだが、「天災じゃ、想定外じゃ」と呪文を唱えて、ぐっすり、枕を高くして寝ていることだろう。
堤防の高さと強度を決めるのは、国土交通省のお仕事。冷静に、ニュースを眺めてみればわかる。濁流が堤防を乗り越えたところとそうでないところがある。無論、堤防が決壊したところと、そうでないところがある。全部が全部、やられたわけではない。大雨による川の水の流れと堤防の関係は、戦国時代の信玄堤を見てもわかる通り、400年も500年も前から、国家的な課題だった。
で、これほど科学文明の発展した時代に、堤防の高さと強度を決めている国土交通省の基準値は、どんな水量を元に誰が、いつ決めたの?と問い合わせしてみればいい。スーパーコンピューターを使うまでもなく、流体力学や材料学は、とっくの昔に十分な計算が出来ている。問題は、その基準値を決めるための、前提条件。水量の想定を、いつに時代を基準にして、誰が、いつ決めた?
明治政府? 大正? 昭和初期か? でその偉かった学者先生は、どの時期の災害、雨量を基準にした? 当時の気象情報のデーターは、どれほど「確かか?」
考えるまでもない! 江戸時代の大雨被害の文献に、科学的な裏付けのある「大雨水量」が数値で残っているはずはない。推測するしかないのだ。その上、完全な「堤防」を作るには、金がかかりすぎるので、平均的な雨量による平均的な数値を使って、平均的な堤防の基準を作る。平均的な数値を上回るような雨が降れば、「想定外」と説明し、想定外の雨量による被害は、実は「想定内」なのだ。
その方が、安全な堤防を作るより、安上がりだから。こんなことは、国民なら、選挙権を持っていたら、当然、知ってるだろう?
知らない? じゃ、堤防って、土で出来ているんだってことは? 福井弁では「ベト」って言うけど。江戸の昔から、堤防は今でもベトで作っている。そのベトにも、基準があるんだぜ。粘土性の高い、厳選された土を使う「ことになっている」。
川の流れ具合で、どこが壊れやすいか、氾濫しやすいか、本物の専門家なら、航空写真を見ただけでわかる。経験を積んだ、本物の専門家が国土交通省の偉いさんになっている時代は、とっくに「決壊」している。この大災害の時代に、いい若者が経験を積んでくれて、いい専門家に育つことを祈るばかりだ。そうでなけりゃ、被災地の苦労は、報われない。
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