2021年9月30日(木曜日):[ 21c/31c/10% ]{getup0445} 晴
昨夜は遅くまで全開の窓辺の温度計が、25度を下回らなかった。夜明け前の今でも、22度もある。
今日は9月最後の日。子供たちは「運動会」だと喜んでいる。ただ、通常の運動会ではなくて、授業の延長とか。観戦に来た親とは一緒に弁当を食べるようなことはなく、教室で別々になるらしい。
昔の学校の運動会は村の大事な一大行事で、村役も大勢大会本部のテントに集まって、村人父兄と子供が入り混じって競技したが、いつの間にか、様相が変わってしまった。その上、このコロナ騒動。昨日は福井刑務所内でクラスターが発生した。70名あまりの受刑者と刑務官に、次々陽性反応が出るだろう。
学校がそうなることを極力避ける努力がなされているので、お陰で、連合会長もPTA会長も出席要請がないので、私はホッとしている。さあ、今日の予定は?
昨日は猪に嫌がらせの石灰を大量に撒いて、山上に出かけ、金持ち同級生は来なかったが、気さくな68歳の土建屋の元社長がやってきて、3人で楽しい競技が出来た。悪友とのホールマッチは4つ勝って、甘楽甘楽の高笑い。何せ、4つのショートホールはパーが3つに、ボギーが一つ。ロングも調子が良かった。計算が狂ったのは、修理地に飛んだボールが、消えてしまったこと。腹立たしくも、残念。
最終組だったので、4時半ごろにホールアウトして、風呂に入って帰宅したのは、5時30分。で、慌てて軽く夕食を済ませて、6時には家を出て、地区の一番奥の集落、集会場に。村人地権者ら15名の中に加わった。重々しい第5回地元説明会。谷奥に新幹線の建設残土を埋め立てて、3町歩あまりの水田を作っている。水田に必要な水の確保に、2つの溜池作りが説明されて、山の地主に同意を得ようとする話だった。
日に日に高齢化する地権者の誰もが、重労働の稲作作りなどできないし、したくない。それでいて、地主のプライドが先に立って、わずかな懐具合を計算するばかりで、頼みますと頭を下げる気がない。
結果は現状の水田が、どこもかも、荒地になっていることだ。全く、小さな我が集落と同様。いくつかある農業法人は、大型農業機械が入らないような水田は引き受けようがない。
5年や10年前ではない。稲作が割りに合わない事業になって斜陽化したのは20年、30年前からだが、地主の利己的な目が曇り、対策を拒んで、現状に至っている。バブルの頃、あれほど「先祖伝来の土地」と売却を拒んだ地主のいく末は、誰も見向きもしない雑草の生い茂った荒地ばかり。国土は、至る所で壊死している。山林から、今は農地に至るまで、年々壊死が広がってきている。そのうち、中国が国家ファンドで買い漁る。日本政府も買わなくっちゃ。二束三文だ。
会合に出席していて、その原因と現状が手に取るように観察できて、勉強になった。