のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

ペーパーウエディング

2007-10-12 | 日記
「お願いがあるのだけど…折り紙できる?何か折ってくれるかしら。」
 とステージマネージメントのジュリ。
 何かって何がいいのだろうと思いながら続きを聞くと、彼女達は今週末に結婚一周年を向かえ、英語ではペーパーウエディングと言うと。だから折り紙の作品を彼にあげたいと。
 それなら、と早速私はファックスしたばかりのいらない紙を折り紙にして、サンプルを持って行きました。キスをしている鶴。見せながら、ジュリのことだから、羽がくっついている鶴のほうが良かったかと思い、それも出来ると言うと、やはり、手をつないで一緒に飛んでいくほうがいいとの事でした。
 今日は、どんな紙が良いかと探しながらいくつか折りました。単色の折り紙で折るのはおもしろくない気がして、取っておいた、日本のきれいな包装紙の素敵な部分を切り取ることにしました。
 “さくらパイ”は、淡いピンクのぼかしに濃いピンクの花びらが。
 “さくらSENBEI”は、渋めのピンクのぼかしに墨絵と文字。
 “源氏あられ”には、源氏物語絵巻がついています。
 “とらや”、彼女、寅年だったらおもしろいかな。
 “神宗”は上手く切り取ると片方に花模様、もう片方に松が出そうです。
 “柿安”は、柿色に金箔も入り、柿色と柄とおもしろく出そうです。
 などなどいくつか折って持って行きました。
 単色の折り紙も見せながら、「どれが良いかしら。」というと、たくさん折ってきたことに彼女はビックリ。そこから彼女はチャチャチャと選び始め、あと二つの選択になりました。
 虎の文字の入った鶴が残っていたので、試しに干支を訊いてみました。調べると寅年。そして、なんと彼もひとまわり違いで寅年。
 虎の文字は大きいので、小さな鶴に折ってしまうと完全に模様にしか見えません。その模様にちょっとした意味があることになり、彼女はそれを選びました。
 最後の作業は彼女自身ができるように残しておきましたが、「あなたのほうが上手に折れると思うから。」と結局私が折ることに。これで彼らの進む方向も決まりました。
 素敵な結婚一周年をお迎えください。