のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

さくらチェック

2009-02-25 | KA
 目が痒くて目が覚めました。本格的に花粉の季節のようです。
 ようやく、自転車で通勤できそうな具合になってきました。花粉のことはさておき、この気持ちの良い季節には自転車通勤が一番です。ワクワクして出掛けました。ワクワクするにはもう一つ理由がありました。自転車ですと、私の大好きなさくらが咲いているか見に行けるからです。見逃さないように慎重に走り、数輪咲いているのを見付けました。これからは毎日こちら側を通って、さくらを楽しみながら通勤したいと思います。
 MGMまでは、息切れすることなく到着しました。そうか、舞台で3分半踊ることの方が大変だったのか…。初めて知りました。
 今日はあいちゃんのデビューの日。今回は何も心配はありませんでした。彼女は本当に気軽なのです。例えば、私でしたら本番で着用する衣装を一式身に着けて、少なくとも一度は通して踊ってみたいところですが、それをしなくていいどころか、衣装に袖を通したことなくいきなり本番でも全然大丈夫なのです。フルートを直前まで回していなくても大丈夫ですし、温まっていない身体で舞台に立つのも大丈夫なようでした。私は本当に凡人なんだな…と改めて思いましたが、私はその凡人である私を楽しんでいるのだから、まあいいのかな、とも思いました。
 一回目はフルートを回すところだけ彼女が行いました。二回目は影絵で出て行くところと、父を助けに行くところも彼女がしました。影絵のところはとても緊張したらしく、胃が痛くなったと言っていました。全てを終えると「こんなことよく4年もしていますね。痩せるわけですよ。」と言われてしまいました。
 そう、私は痩せている場合ではないのです。モントリオールから衣装のデザイナーが来て、今日は衣装の点検がありました。細かく点検をしているうちに「あなた痩せたでしょ。少し衣装が合わないのはそのためね。今度採寸し直しましょう。」と。その時着けていたスカート、初めてそれを着た時はようやくファスナーが出来るぐらい窮屈でした。本番ギリギリまでファスナーを閉めずに待機して、本番の時だけ閉めていました。このスカートは踊る場面では使わないようにしていたのですが、それが今はこのスカートでも踊れるぐらい。私には、この余裕が大切で、寸法通りに出来上がって来ると、“帯”の部分が分厚いスカート、伸びないスカートでは身体を自由に動かせないのです。採寸し直して、さらに細みのスカートが来てしまったら大変です。それまでに身体を元に戻すか、間に合わなかったら、その日はたくさん食べて、ウエストの部分を膨らませておくことにします。
 一回目より、二回目の方が出番が少なかったので、私はさらに変な感じでした。でも、こういうことも彼女が慣れるまでのことですから、今日は彼女の演技も見たことですし、明日は彼女のキャラクターに合わせて演技をするように心掛け、この特別な期間を楽しんでみようと思います。