のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

スイマーの家

2009-08-18 | KA
 『MATSURI』に出演しているみなさんを招いてのパーティにご招待して頂き、顔を出すことにしました。プールパーティということのでフルーツでもお持ちしようかと思いましたが、友人に相談すると、「みなさんがホテル住まいなので、私はグラタンを作ろうと思います。」と言うので、私も彼女のお心遣いに習い、何かを作ることにしました。
 昨晩、少し下ごしらえをしておきましたが、豚キムチャーハン、かぼちゃの煮物、お漬物、緑茶、を全部仕上げて出発できる状態になったのは、パーティが始まる時間をほんの少し過ぎてのことでした。それでも友人宅は近いので、それほど遅れずに到着することが出来ました。
 彼女が家を購入後、何度かアプローチ付きの玄関までは行ったことがありますが、中に入るのは初めて。『MATSURI』のみなさんに挨拶をすると、早速お家を案内して頂きました。元々鏡会社のオーナーが住んでいたというその家は、鏡がふんだんに使ってあり、壁一面がガラスのスペースは、ダンススタジオとして利用をしていました。たくさんある部屋のほとんどは、スイマーの彼女らしく、いろいろな“青”で壁が塗られ、二階はドアを閉めた時に各部屋のドアがグラデーションを成すようになっていました。裁縫部屋だけは黄色にオレンジのぼかしを入れ、ラインストーンでハートを描いてあり、海を照らす太陽のイメージなのでしょうか、温かな雰囲気の部屋になっていました。大きな庭には大きなプールがあり、飛び込み台まであります。ラスベガスは水が貴重なので、新しい家にはこんなに大きなプールは造れなくなったそうです。これほど彼女の希望が揃った家でしたら、「急に決めて買ったんです。」と言った彼女の言葉も納得できました。
 大きな家を全てご案内頂くと、私はもう仕事に行かなければならない時間になってしまいました。みなさんと写真撮影だけして、MGMへ向かいました。

 今日は、昨日お会いした友人と息子さんが、一回目のショーにいらして下さいました。彼女とは一緒にバトンを練習した中です。そして、彼女がまだ小学生だった頃、練習が終わると駅までよく一緒に走りました。
 最後のお辞儀でお客様の方へ行くと、友人が一人で立ち上がって手を大きく振ってくれているのが見えました。その横で息子さんは、腕を精一杯上に伸ばし、一生懸命に拍手を送ってくれていました。私は涙が出そうになりました。嬉しさと悔しさと…。
 二回目のショーは、二歳の娘さんと部屋に残っていたお母様が、交代でいらして下さいました。一回目のショーで出来なかったことが出来ますように、せめてお母様には納得のできる演技をご覧頂けますように、と願って舞台に立ちました。
 踊り始めると、何かを感じました。そして、それがお母様が送って下さってる柔らかい空気であることが分かると、安心してそれに包まれ、踊り続けることが出来ました。
 ショーが終わると、二歳の娘さんを含め、四人のみなさんと一緒に写真を撮りました。息子さんは、昨日あんなに親しかったのに、今日はちょっと照れていて、写真にようやく入ってもらえました。
 舞台裏をご案内して、着替えると、食事に行くことが出来ました。今日もまた、ゆっくりと楽しくお話をすることができ、とても嬉しかったです。
 小さなお子様をお連れしての海外旅行は大変なことでしょうに、ようこそいらして頂きました。本当に有り難く、心に温かいものを運んで下さいました。どうぞ最後まで良い旅となりますように。