のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

2011年 元旦

2011-01-01 | 日記
 あけましておめでとうございます。
 ラスベガスで七度目のお正月を無事に迎えることが出来ました。
 たくさんの応援、たくさんのご訪問に元気を頂き、この地でこうして過ごして行けることは本当にありがたいことです。
 みなさまのお心を励みに、心身共に健やかにこの一年の舞台を務めていきたいと思います。
 今年もよろしくお願いいたします。
 みなさまにとって充実した良い一年、さらに素敵に輝く一年となりますように。


               

 ラスベガスの新年は、ホテル屋上から花火が上がり、華やかに明けます。時計を見るとあと一分。ダウンコートを着て急いでベランダに出ました。午前零時、花火は上がり、次々と途切れることなく賑やかに夜空を飾っていました。しかし、氷点下の気温に三分外に居るのが限界。一度部屋の中に入り、温まりながら実家に電話を掛け、その電話を持ってもう一度外に出て、最後の盛り上がりを見ました。最後の花火が上がった後は、ここまで歓声が聞こえました。
 今朝はお天気良く、良い一年の始まりです。今年ほど元旦の朝を迎えるのが楽しみでならなかった年はないかもしれません。それは、早くお節料理が食べたかったからです。楽しみに少しずつ並べて、お雑煮と共に頂きました。お皿には少しずつ並べたのですが、たくさん種類があり、食べきれないほどでした。おいしく満足でした。

               

 MGMへ行くと、調整して頂いた手袋と、手に馴染み切れていないフルートの確認をしました。手袋のデビューは待てますが、フルートは今日も使わなくてはなりません。
 お化粧を済ませ、トレーニングルームへ行くと、誰も居ませんでした。みなさん昨晩は遅くまで新年を祝っていたのかしら、と思いました。お蔭で私は、静かに準備をすることが出来ました。
 衣装に着替えカツラを着け、もう一度トレーニングルームへ行くと、呼び出しがあり、お客様がいらして下さっているのが分かりました。お蔭で晴れやかな気持ちになりました。
 今年初めてのショーは、緊張をしていました。良いスタートを切りたいという思いと、昨日ショーをしていないこと、フルートが手に馴染んでいないこと、新しい衣装を着ようと決めたこと、いろいろと重なっていたのだと思います。もう少しのびやかに舞いたかったです。
 二回目のショーにはお客様を迎えていました。頂いたお手紙を何度も思い出し、送って下さる気を充分に受け取れるように舞台に立っていました。年の始めに、思い切って新しい衣装をデビューさせることにしましたが、その緊張、そして、やはりフルートの馴染みがもうひとつで、自分の中ではハラハラしておりました。しかし、終わってお客様にお会いすると喜んで頂けて、もう二十回近くご覧になっているとのことですが、進歩は見られたようでほっとしました。その後、舞台裏を簡単にご案内しながら、楽しくひとときを過ごしました。年の初めに、気持ちの良いお客様にいらして頂き、とても嬉しいスタートとなりました。
 夜は、小さな新年会をしました。ここのお店は、いろいろなショーから人が来ることは知っていましたが、KAの仲間が二組現れました。お料理を楽しみながら、ゆっくりと新年を祝いました。