のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

11時間45分

2008-06-10 | KA
 12時半にスケジュールされた“Noriko”の練習時間。夜の仕事をする者にとっては早出の出勤です。1時間の練習後、設定されたものは何もなし。長い一日。今日はMGMに11時間45分いました。

 週頭の全体ミーティングで、今までデュエットの代役としてショーに出ていた二人が、本役になると発表されました。元本役の二人はどうなったのか、ゴシップだけがあって本当のところは分かりません。新しく本役になった二人は、本当に嬉しそうでした。1か月間モントリオールに行って、本格的なトレーニングをするそうです。
 それに伴い、最近入ってきたアーティストが、双子の女の子役代役をすることになったようで、エリカが基本的な剣の回し方“フラワー”を教えていました。バトンでいう“フィギュアエイト”です。そこに、双子の女の子オリジナルのジェニファーが現れ、私のほうを向いて苦笑いをしました。それをエリカが見ていたかどうかは分かりませんが、すぐにエリカはジェニファーに声を掛け、ジェニファーにその役を渡しました。出来た人です。

 MGMに来て7時間後、ようやくショーが始まりました。
 影絵で客席に降りていると、すぐに「かわいい!」の声。シェリーのウサギは本当にかわいいです。そして、その声に元気づけられました。
 ショーが終わると、居酒屋へ。キーボード担当、ジャニンの誕生日。外せません。ふたつのテーブルを囲んでお祝いしました。結局私は最後まで残ったので、今日は本当に長い一日となりました。

哺乳瓶を銜えて

2008-06-09 | 日記
 ベイビーシャワー。プレゼントは昨日用意していたのですが、何かを作って持って行きたいと思い、「チーズケーキを作ろう!」と決めるまでにたくさんの時間を費やしてしまいました。それから材料を揃えに行き、量って、混ぜて、焼いて、冷まして…。ようやく車に乗ると電話が掛かり…到着がずいぶん遅れました。
 本日の主役ローラは、たすきを掛けてティアラを着けて、大きなおなかを抱えながらそこに居ました。パーティが始まって2時間後、少し疲れているようでした。
 持って行ったチーズケーキを切ってテーブルに置くと、すぐにゲームが始まりました。哺乳瓶に入れた飲み物を誰が一番早く飲み終えるか。スタートの合図で飲み始めると、なかなか吸えません。赤ちゃんが少しずつ飲めるように出来ているのでしょうけれど、その力にびっくり。哺乳瓶で何かを飲むのは赤ちゃんの時以来でしょう。こんなこと、全く考えたことがなかったことでした。そして、ようやく飲み終えた時には舌がおかしくなっていて、状態が戻るまでにしばらく時間が掛かりました。
 それにしても、どうしてラッパ飲み状態の時の人間の片手は、腰にいくのでしょう。みんなが同じポーズをとっているのが面白かったです。
 それからローラはプレセントを開け、私達は彼女を囲み、プレゼントを開ける楽しみを一緒に味わいました。プレゼントは、ローラの欲しいものをお店に登録してあり、私達はそこから選べばいいのですが、すでに子育ての経験のある人からのプレゼントには、その経験が活かされたものが添えてあり、みなで感心しました。
 たくさんのプレゼントを開け終えると、ベイビーシャワーはお開きです。3時間半、妊婦のローラも疲れたことでしょう。場所を提供してくれたシタと彼女を助けてくれた友達に感謝です。

Las Vegas 51's

2008-06-08 | ラスベガス
 マイナーリーグの“Las Vegas 51's”は“ロサンゼルス・ドジャース”傘下のベースボールチームです。今日は、彼らのホームグラウンド、キャッシュマン・フィールドセンターで、KAのアーティスト、歌手のロッシェルと、ギターリストのリオネルが、試合が始まる前に、国歌を演奏するというので観に行きました。
 席に着くと、キャッチャーの真後ろのとてもいい席。上の特別席が庇になって日を遮り、またそこからは水が霧となって出ていて、暑さもまるで感じられませんでした。フェンスにはKAの広告が見られ、思わず笑ってしまいました。
 始球式が行われると、小さなKAのロゴが入った黒いTシャツを着た彼らが、キャッチャーの後ろに出てきました。その後、“Las Vegas 51's”のメンバーが紹介され、一人紹介されるごとに、その選手がユニフォームを着た地元の子供と共にポジションに着きました。そして選手たちが後ろへ振り返り、星条旗のある方向を向くと、いよいよ彼らの出番です。リオネルのギターの音がなると、何が始まるのか、という感じでしたが、そこにロッシェルの澄んだ声が想像していなかったようにのって、とてもおしゃれで素敵な国歌となりました。演奏が終わると、声を上げながら大きく拍手をしました。二人のことを誇りに思い、気持ち良く席に着きました。
 野球を観るのは、アナハイムまでワールド・ベースボール・クラッシックを観に行った時以来ですから、2年ぶりのことです。あの時はお目当てのイチローさんが一番よく見える席でした。今回は、スコアブックを持った関係者がいる席の前列。こんなところから観戦するのは初めてです。
 試合は得点のたくさん入る面白い試合でした。点が入った時ばかりではなく、選手がバッターボックスに入る時、フルカウントの時、ヒットを打った時、アウトになった時等々、いろいろな時に音が鳴り観客はそれに合わせて手を叩きます。打ち上がったファウルボールを、グローブを手にした子供たちが追いかける微笑ましい姿や、子供が逃したそのボールを横取りする大人への姿には、拍手をしたりブーイングをしたり。頂いた5ドルのクーポンで、小さなつぶつぶのさらさらしたアイスに引き換えて食してみたり。いろいろと楽しみました。
 そして“Las Vegas 51's”は、アリゾナ州の“Tucson Sidewinders”に7対4で勝ちました。今週の休みも気持ち良く始まりました。

スピン

2008-06-07 | 日記
 練習の時間に余裕があったので、フラメンコのために用意されているタップ板の上で、スピンをしてみました。「久しぶりに回るけれど…。」と回ってみると、普通に5回転はできました。6回転も取れました。こんなに回ったのはたぶん一年ぶりです。
 もう少し回りたかったのですが、上に紐が下がっていて、フルートを上げるのに高さが足りないようです。スピンの数を増やせない分、いろいろなスピンをして楽しんでいました。
 すると、少し目が回ってきました。どんなにスピンを練習しても、目など回ったことなかったのに…。
 また時間を見付けて、回ることにします。目が回らないようになったら、7回に挑戦。それが出来たら8回転。20数年ぶりのキャッチが出来たら嬉しいことでしょう。

22歳初の初体験

2008-06-06 | 日記
 2004年、私と同じ日からシルクドソレイユで働き始めたズラは17歳でした。英語も全く分からない一人ぼっちのモンゴル人であったズラは、今や言いたいことは何でも言えるし、車も運転できるし、結婚をして家も買って子も産んで、2008年6月6日22歳。ラスベガスで迎える5回目の誕生日でした。この間、どれほどの変化があったことでしょう。
 そして、今日また新しい経験を。誕生日のお祝いに、男性のストリップショーに誘われていました。たくさんの女の子たちが行ったようです。
 そんなことも簡単に出来てしまうラスベガスの街。それでも夜中に女性が一人で歩けるほど安全だと言います。その一つの理由は、自転車でセキュリティの方々が一日中見回っているからでしょう。
 そして、今日は自転車ではなく馬に乗ったセキュリティの方を見かけました。あまりこの街に似合わないような気もしますが、造られた観光地、時が経てば“自然”に見え、欠かせないものになって行くのかもしれません。でも、実際に何かが起こった時、あの方々はストリップ通りを本当に馬で駆け抜けるのかしら。想像するに面白い図ではあります。

4ドル超

2008-06-05 | KA
 一日あいただけですが、やはり休み明けは緊張します。この緊張がいい方向に出ますように、と願いながら舞台に立ちました。踊る場面は無事に終わり、下に降りているリフト5で、次のシーン、スレイヴケイジのために待機しながらストレッチをすると、いつもよりたくさんのことが出来ます。気が付くと曲が何度も繰り返されていて、見上げると“木”が動かずに、止まっていました。最近調子の悪い“木”が一本あり、使わずにいました。今日の停滞は、その“木”が原因か分かりませんが、早くスムースに動くようになるといいです。

 ガソリンは値上がりつづけ、今日ついに1ガロン、3,785リットル、4ドルを超えました。私達がラスベガスに引っ越してきた時は、まだ1ドル台だったそうですから、倍以上になりました。

PCとにらめっこ

2008-06-04 | 日記
 コンピュータにSDメモリカードを差し込むと認識されず、「不明なデバイスのドライバソフトウエアをインストールする必要があります。」と出てきてしまいます。「検索してインストール」をお願いすると、最終的には見つからず、解決策として、“Silverlight”というものをインストールするように言われ、インストールしても結局認識されないまま。USBを差し込んでも同じことが起こり、何度も同じことを繰り返して、約2時間。もう諦めようかと思いつつ、「最後の一回。」と同じことをしたら、違う画面が出てきました。その後、それをインストールするのに1時間弱かかりましたが、認識されるようになりました。購入した製品、もう返品しようと丁寧に包みましたが、また開けて作業し直し。そして、コンピュータとこの製品も無事につながり、使えるようになりました。すっきりしました。

ZED

2008-06-03 | Cirque du Soleil
 東京のショーの名前も決まりました。『ZED』。“Z”となるのでは、とうわさは聞いていましたが表記が少し変わって、読みは同じで“ゼッド”。この『ZED』も、マカオの『ZAIA』も、ショーを導くキャラクターの名前のようです。
 ポスターを「もしかして、正司くん?」と、何度も見てしまいました。でも、たぶん違います。彼は重要なキャラクターですが、ZEDではなかったと思います。
 名前も発表され、『ZED』を観に行くのがさらに待ち遠しくなりました。

トマトなのだけれども

2008-06-02 | 日記
 トマトの苗を買おうと思っていたのですが、売っていたトマトの品種が大きいトマトなのか小さいトマトなのか分からず、見送りました。フレンチステーキ…という名前。調べても、フランス料理屋さんとか、ステーキ屋さんとか、トマトの品種とは違う結果が出て来て、今になっても分かりません。見間違えたのかしら。
 代わりに、というのもおかしいのですが、隣にあったバジルの苗を買いました。大きいものと小さいオーガニックのものがあり、どちらにしようか悩み、結局オーガニックのほうにしてみました。
 トマトの苗を買うのは来週の楽しみに取っておくことにして、そして、成長したバジルと、実ったトマトでパスタを食べるのは、その後の楽しみとなります。

図書館でコンテンポラリーダンス公演

2008-06-01 | 日記
 先日図書館からのお知らせに、コンテンポラリーダンス公演の情報を見付け、今日は友達を誘って観に行きました。場所と時間のみ小さく掲載されているだけでしたので、少し不安でしたが、行ってみると、遠く北にあるその図書館にはこじんまりとした劇場があり、素晴らしいダンサー達を見ることができました。
 公演したのは“Las Vegas Contemporary Dance Theater”というカンパニー。元ズーマニティーのダンサーが立ち上げたカンパニーで、その時に観に行ったことがあります。
 バレエを基本に身体づくりをしているという身体は本当に美しく、優雅でありながら切れがある踊りは素敵でした。
 彼らはこれだけでは食べていけないので、相変わらず大きなショーに出演しながら、自分たちのやりたいダンスをしているようです。彼らのウエブサイトを見ると、憧れのロスくんもメンバーに入っていてビックリ。私もこの中に入れるくらい身体を鍛えないと!