陽だまりのねごと

♪~思いつきひらめき直感~ただのねこのねごとでございますにゃごにゃご~♪

介護職の離職率

2006-10-20 05:56:41 | Weblog
クローズアップ現在で福祉ネットワークで取材した
グループホームの若い男性介護福祉士が
この度、退職するシーンを扱っていた。

認知症の人への対応がとても上手い人だった。
介護技術は残念ながら、均一ではない。
アレッと思う対応の人も少なからず居る。

人から認められない3K職場だけれど
本当は
技術と知識と人柄が左右する。

介護福祉士試験問題は
福祉制度と歴史、介護保険制度、医学、心理学、介護技術と
全部入り口だけ、最低限度知っててねと
作られている。

心理学者の箇所を覚えていたら
ちょっとそちら系に詳しい知識を持っている
息子から
オムツ交換に
そんなモノまで知らないといけないのかと
尊敬のまなざしをもらってしまった。

1年内の離職率が20%を超えていた。
事業所収入は介護保険報酬のみ。
介護報酬の設定が低いから
人件費が低い。

働く人の質向上意欲も失わせる。

私が働く事業所併設のデイサービスセンターに
介護福祉士はひとりも居ない。
資格を取る気運すらない。

有資格者にわずか数千円でも資格手当てが付く所はまだいい。
自腹で資格習得しても
ヘルパー2級とまったく同賃金の所ばかり。

介護支援専門員、ケアマネの仕事内容を
この併設デイサービス職員がほどんど知っていない。

経営のことしか考えていない事業所トップから
会社のためにならない働きをするなと言われた。

デイサービスで送迎をしている定年退職後、
第2の人生組のおじさま方から
デイサービスの営業と思われている。

おそらく経営トップもそう思っているのだろう。
他デイサービスを利用者さんに勧めたといって
昨日、怒られた。

居宅介護支援事業所の責任者が
なぜ私がそこを勧めたのか
理由説明の弁明をしてくれた。

いったい
ケアマネの利用者本位。中正中立は
絵に描いた餅なのか?

はっきり思う。

不服と思うなら
最終的には
デイサービスもケアマネの事務所も自分で立ち上げるしかない。

50代の下り坂。
もう一花無理して開かせる元気が残っているだろうか?

しぼんで辞めるか?

ケアマネの仕事自体、もうかる仕事でもない。
ここでも介護報酬の低い設定が立ちはだかる。

市役所の保健師をやっている友達が
『資格取って、甲斐のない安い仕事よね』
と気の毒がってくれた。

世の中の景気が上向いて、仕事が巷にあふれたら
福祉の仕事がポイすてされる傾向にあるらしい。

昨日のテレビでは
介護現場への就職者のカーブが
ここ数年、下を向いていた。

中小工場や工事現場に安い労働力として
外国人が実際に増えている。

微妙なニュアンスを理解し辛い高齢者や障害者の介護を
育った経験、風習、言葉の違う外国の人に委ねるのには
心配がある。

安い労働力は外国からと言う考えも
あまりに差別的だ。

どんどん自分だけが良ければ良いエゴな国になってゆく気がする。

辞めていく介護福祉士の男性は
もう福祉の現場で働かないと言っていた。

利用する人にも働く人にもやさしくない介護保険は
そのうち成り立たなくなるんじゃないだろうか?

ついでながら
人をみる時間より書類作成に追われる
ケアマネの仕事は根本からおかしい。
やって半年だけど
へんてこりんな仕事だとしみじみ思う。

だれが喜ぶ書類作りなんだろう?
お役所仕事の無駄の手伝い?

残業手当は1円も出ないけど、時間外にこなしていかないと
本当に利用者本位で
しっかり話を聞いてサービスの調整なんかできやしない。
おまけに介護保険内のサービスでは充分な介護にはならない。

利用者の思いが反映されないプランしか作ることができない
介護支援専門員職自体が
介護保険の無駄ではあるまいか?

ぼやきつつ今日も銭稼ぎへと出かけてゆく。

ふらふらで病院から帰ってきた
独居おウチ大好き平左衛門さんちへ話に行きたいから
早め出勤で机に山と積んだ書類のPC打ち込みに行くべさ~

責めない

2006-10-20 04:45:22 | Weblog
社会福祉会館という場所で研修があった。
受付横の各種おしらせお持ち帰りパンフの中に
通信教育と言うチラシに目がとまった。
ハッと思う内容だったので、バックに1枚突っ込んだ。

昨日、じゃまな紙、なんだろうと丸めて捨てるとこだった。
教育のためでなく

 自分のために

ココに書き写そう。
心貧しい自分にならないために。

*************************
 
『責めない』

 人を責めてもすぐに気づき反省できる人は、
 自分の人生
 幸せの直線コースに戻すことができます。

 俺が、私が、と
 思っている人は
 自分が一番正しいと思っていますので、
 人をとことん責めてしまうものです。

 そのような人には
 思いもよらないいろんな問題が起きます
 運が悪いのではないのです。
 表面的にどんなに立派でも
 心の程度で問題が起きてしまいます。

 責めるクセのある人は
 疲れる
 と思います。

 (中略)

 …で人を見下しているのです。
 自分が偉そうなのです。
 偉そうな人は
 人を責めます。

 最後は淋しい人生になります。

 その人の心の程度の人生になります。
 
      (家庭教育カウンセラー 内田玲子)