![]() | ひとりになれない女たち―買い物依存、電話・恋愛にのめりこむ心理ネスコこのアイテムの詳細を見る |
うっとうしいくらい『だれかと一緒』を望む女が周りに多い。
学校の休憩時間に女の子には一緒にトイレへ行く習慣があったり
主婦仲間グループは年中集まって、ティータイムやランチをして
年がら年中群れているけれど
実際は大キライとお腹で思っていることも多い集団だったりする。
連れている女ふたりが実に似通ったファッションだったりしたら
買い物も嗜好も全部合わせて
『超仲良し』しているのかと少々、気味悪い。
『ひとりになれない女』存在はそこいらで容易に見つかる。
本は各種依存症の例が載っている。
買い物・電話にのめり込む素地のある私はそっちにも興味を惹かれた。
正常と異常の境目はそれをしなければもうたまらない
とめられない焦燥感の度合いであるかもしれない。
依存症の原因は『がんばり過ぎ』や『よいこの仮面』
心の奥底の自己否定だったり。
予防はなんだか気が抜けるような当たり前のことがあげられていた。
①自分の意思を尊重する
②自分の頭で考える
③許容範囲を広げる
④抑圧の正体を見極める
⑤「悩む」「苦しむ」「寂しい」「悲しい」をおそれない
⑥自分をいやせる場を持つ
⑦トラブル解決の情報を知る
群れないと何にもできない女たちが夫の死の悲しみに居る私に
『わたしならひとりで生きていけない』
とノタマワッタ。
伴侶が居なくなっても、自分の命は尽きてはいない。
だれが好きこのんでひとり残っているものか!
あの日から
『ひとりになれない女』臭さが私はだいっきらい。
鈍感で自立からは遠い甘チャンだから。
本書とはあまり関係なかった。
図書館で題名に惹かれて借りてきたのは
そんなこんな過去が頭をよぎった所為かもね。