陽だまりのねごと

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福祉ネットワーク 介護保険改悪の実情

2007-04-25 00:00:32 | Weblog
昨夜は国の基準以上のサービスを地方自治体の予算をつけて
充分な個別対応をしていた介護施設が
その予算の使い方に反対する町長に変わり
介護保険内の人員で、
個人の意思を無視した施設の都合に合わせた介護を
せざるを得なくなった様子を取材されていた。
国の予算ではちゃんとできませんよと言う証明のようだった。

今夜は
在宅で介護保険サービスを利用している人々の話と言うことで
息子にチャンネルを渡さず、
息子の『オレは興味ない』を無視してじっくり見た。

昨年4月の改正でほんとうに使えない介護保険に変貌したらしい。
ちょうどその時期にケアマネになった訳で、
まいど
『お役に立てない介護保険ですみません』
と謝るばかりで
こんな仕事だったかしらん?
と言う戸惑いは
成った時期が悪かった所為なのね。

2時間使えていた生活援助のヘルパーさんは最長1時間半になった。
家族が同居していたら、
家事は家族がすると言う理由でヘルパーさんは使えなくなった。
日中ひとりだったり、
同居人は夜、仕事から疲れて帰る家族だったりする訳で
いきおい動かない体を酷使されている。
援助を介護保険でする手立てがない。

それを補う形で
保険外サービスをするところもいっぱい出来た。
それは
介護保険みたいな禁忌事項もないから、
窓拭きだって、庭の除草だって、ペットの世話だって
自由に思うようにまさに利用者本位のしてもらいたい事をしてもらえる。
ただし料金は
1時間介護保険の1割負担なら208円のところ
安い所でも1500円はかかる。
介護保険の1割すら高いと言う年金生活者が大半なのだ。


車椅子や介護用のベットは要介護2以上でないと使えないという
改正実施が去年9月にあって、
使っていて介護度が足らない人は借りれなくなると言うことで
さぁ、今寝ているベットをどうしよう?
と大事だった。

苦情が多かったのか
一律はまずいんじゃないの?例外も認めるようと
今年の4月からまた一部改正になった。

先日の研修で介護保険は、
改正しながら作ってゆく制度だと県の人から聞いた。
その時
ひたすら負担額の膨大な数字も強調されたところをみると
改正の視点は
いかにサービスを使わせないようにするか
予算を押えるかと言う風に見えた。

予防とか自立の妨げとか言う美辞麗句を連ねて
無駄には絶対使わせないと言うことが言いたかったらしい。
障害者の自立支援法のやり口と似ている。

サービス事業所がちゃんと機能するだけの報酬も
改正からこっち危うい。
実際に閉鎖になったところもちらほらある。

明日は
地域密着とか小規模多機能とか
国のチープな予算を福祉従事者の善意の労働力に頼る話かしらん?
8時からNHK教育また見ようっと。