陽だまりのねごと

♪~思いつきひらめき直感~ただのねこのねごとでございますにゃごにゃご~♪

介護・医療には財源がないのに給油は出来る

2007-10-02 08:16:03 | Weblog
国会の争点は海上給油の問題と言う。
福田内閣も発足当初からこれの延長ばっかりに目が向いている。
いったい米軍がイラクへ向いていくための支援が
主権国家の存続とまで言ってしまうものなのか?

おつきあい費をっどっさり気前よく使って
じゃぁお家の中はどうなのよ?と言いたい。

介護・医療は財源がないからと
使わせないことばっかりに汲々して
実際に困る人が続出している。

介護保険の無用の長物ではないかと自ら思う介護支援専門員になった時、
ちょうど介護保険見直しの時期と重なった。
やたら作成書類が多い。通称ケアマネは文章が書けないと仕事にならない。

  どうぞ介護状態から脱却してね
  これ以上自助努力で悪くならないでね

絵に描いた餅のようなと美しいガンバリズムのケアプランを作成する。
老境においてガンバリズムを国が強要している。

お困りの本当の趣旨は
「ひとりで限界・支える家族も限界だからどうぞ介護保険で助けて」
なのだ。

  おたすけ介護ではありません。
  自立支援です。
  お国のお金を使わないように努力する義務があります。

お国はそうおっしゃっているので
介護支援専門員はそれにのっとったケアプランを
お書き申し上げなければ介護保険が給付してもらえない。
もう努力なんかしたくないのが高齢者の本音なのだ。
私は毎日、なんと人生の先輩に僭越なプランを書いては
承認の印鑑をもらっていることか。

  すみません。
  こんなこと書いて。
  痛いのに辛い日も多いのに
  がんばってと
  書かないとヘルパーさんに来てもらえないの。
  できるところはして下さい。
  これ以上、悪くならないように、もっと元気でいて下さるように
  がんばってねと言うのが介護保険なんです。

老後は楽ではない。
とにかく動ける間はお国が動けとおっしゃる。

高齢者に多い転倒・大腿骨骨折の入院。
どうぞ回復して歩ける状態で退院してねと祈るのみ。
病院はいとも簡単に家族の困難もおかまいなしに
「医療的処置は終わりました」
と退院を言ってくる。

在宅でねたきり介護に充分なほど介護保険枠ではサービスが使えない。
いきおい家族の助けがいる。
家族は介護保険がなんでもやってくれると勘違いしている事も多い。
さぁどうしよう?施設はもうどこも満杯。
うまく空きがあるところを必死で探すか
とりあえず順番待ちの申し込みをしておくしかない。
これは誰かの死を待つと言うこと。

その施設もホテルコストや食費が自己負担になった。
減額措置も考えてくれてはいるけれど、安いとこから満床。
ニーズに答えて有料老人ホームは
だんだん施設自体も内容も料金もチープなものが出来ている。
それでも高くて入れない人が多いのが現状だ。

医療と介護の中間地点に療養型病床と言うのがある。
医療保険のと介護保険のと両方持っている病院もある。
こう言うのをお金がかかるから止めようねと言うお国の方針が出ている。
この人たちどこへ行くの?
これから利用したいたちはどうなるの?

年収200万以下の人が増加している。
年金は100万を超えてもらう人は厚生年金や共済年金の人。
国民年金受給は月3万と言う人もいる。
介護保険枠いっぱいサービスを使うと1割負担すら出来ない人が居る。

お家に使うお金がないのに
外ばっかり大金を使っていいお顔をしてどうするの?

その給油は量を誤魔化していたり
アメリカ国内でも批判の多い戦場へと向かう船のためでしょう?
なんだかヘンだと思う。

悠々自適な老後が見えない。
一生働ける間は働けと年金受給の65歳まではガンバリズム。
その先は節約、節約で介護状態にならない医療を使わないガンバリズム。
キュウキュウとコマネズミの一生しか見えない。

人生85年時代らしいから
自分の残りを年数を数えてこのままで良いのか?
元気で介護、医療の世話にならないで居られる時間は何年だろう?
お金の計算をしつつ…体力の限界を思い思い…中年は中年で悩む…