最後の最後の花見。
ガンの骨転移とも知らず
歩行困難を押して、
飲んべえの血が騒ぐのか希望を聞き入れて、近くの八幡宮でお茶を濁す事にした。
もう階段の参道は無理だから車で裏参道を行けるだけ行って、
当時家に居た娘と両サイドから支えて、桜の下に陣取った。
見事に咲いて、
激しく静かに花びらが散り敷いて、人もなく最高のお花見だった。
今日はひとりで行ってみた。
桜は散りはじめていた。あの時ほどの桜はあれからみない。
亡夫は
『お前は辛抱が足らないから、働く時はすぐに辞めないように』
と言い残した。
『あなた、ワタシは今、無職よ。』
危ないと言ってた軽四に乗ってるし、
しかも色はあなたの嫌がる派手なオレンジ。
言いつけはな~~んにも聞かないで
妻は勝手に生きています。
お~い。悔しかったら出ておいで。
夢にも現れない。天国は居心地がいいの?
ガンの骨転移とも知らず
歩行困難を押して、
飲んべえの血が騒ぐのか希望を聞き入れて、近くの八幡宮でお茶を濁す事にした。
もう階段の参道は無理だから車で裏参道を行けるだけ行って、
当時家に居た娘と両サイドから支えて、桜の下に陣取った。
見事に咲いて、
激しく静かに花びらが散り敷いて、人もなく最高のお花見だった。
今日はひとりで行ってみた。
桜は散りはじめていた。あの時ほどの桜はあれからみない。
亡夫は
『お前は辛抱が足らないから、働く時はすぐに辞めないように』
と言い残した。
『あなた、ワタシは今、無職よ。』
危ないと言ってた軽四に乗ってるし、
しかも色はあなたの嫌がる派手なオレンジ。
言いつけはな~~んにも聞かないで
妻は勝手に生きています。
お~い。悔しかったら出ておいで。
夢にも現れない。天国は居心地がいいの?