陽だまりのねごと

♪~思いつきひらめき直感~ただのねこのねごとでございますにゃごにゃご~♪

きみに読む物語

2008-04-25 22:26:02 | 映画(DVD)
きみに読む物語 スタンダード・エディション

ハピネット・ピクチャーズ

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友達がシニアなんたらと言う自主映画上映みたいな前売りチケット持っていた。

 800円!
 わぁ!観たい。

と、言うことで身軽な今、暇つぶしに出かけた。
映画が始まって数分後にラストシーンが頭に浮かんできた。
なんの事はない以前に映画館で観ていたのだ。
おそろしい…

認知症の妻に自分たちの恋物語を語って
自分が夫であること、愛し合っていた二人であることを思い出させようと
何度も何度も同じ話を読み聞かせる忍耐の妻を愛してやまない美しいお話。

ストッキングに真珠のネックレス、スーツ姿。化粧にマニキュア。
日本では考えられない介護施設の様子にも驚いた。

しかし、
確か前回はレイトショーで観て、途中寝ており…
今回は日中にも関わらず、
庭いじりや散歩の肉体疲労の後の心地良い睡魔に襲われ…
でも
2回観たんでちゃんと全部話がつながった。
めでたし。めでたし?

全体におだやかなトーンの画面と場内の暗さが睡魔の元かも?
これも老化現象か?

あな、おそろしや。
私には認知症になっても看取ってくれる人がいない。

アサッテの人  諏訪 哲史

2008-04-25 21:37:27 | 
アサッテの人
諏訪 哲史
講談社

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いつになったらストーリーが始まるんだ?
とページをめくっているうちに
まどろこしいパッチワーク方式みたいな小説が終わってしまった。
読み終わって、書き出しに戻ると
だらだら牛のよだれ的はじまりの中で
一番不可解な『ポンパ』がすっと馴染んできた。

アサッテとは『明後日の方向を向いている』の例えにあるアサッテであろうか?

吃音男が世に疎外感を持つあたり、
アサッテ男のズレ方が息子の世界のようにも思えてきた。
安っぽい歌の歌詞に嫌悪感を覚え、
意味不明の自分の吐く言葉こそに純粋な意味を感じている、
堂々たるアサッテぶりが小気味い。

定型をまるで外した山頭火的自由律俳句には、
むしろ何でもありの面白さ感じないで
定型五七五の中での字余り字足らずに興味を持つ辺り共感する。

叔父であるアサッテ男と語り手の著者とどこかクロスする。
こんな人を夫とした朋子さんが女性の私としては謎であり、
子を産む現実にどっぷりと根を張って生きようとする女性の中に
アサッテ女は存在できない感じもした。

何がどうと言う小説ではないので、
『アサッテ』と言う定型のはみ出しに興味がある人にのみお勧め。






猫の好きなハーブ

2008-04-25 07:07:17 | ねこ
キャットミント?キャット○○?
なんて名のハーブだったっけ?

齧ってはゲボを吐いて困らせてもくれるけれど
くんくんしたりすりすりしたり本当に好きらしい。

今年も思わぬところに生えてきた。
庭から摘んで水飲みに入れてやったけど
邪魔だったかしらん?