陽だまりのねごと

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通学路いじめ消したい母子草

2008-04-26 11:17:32 | Weblog
朝の散歩に車のは入らない道を選んだら
それは子どもたちの小学校、中学校の通学路だった。
『入るな!』
のいかつい字の立て札があって
柵の向こうには花がモリモリに咲いていた道沿いの花壇は
草ぼうぼうの中に根性ある花がちらほら咲いて柵も傾いて朽ち果てていた。
立て札を書いた人は高齢となり、あるいは鬼籍の人となり
花壇の管理が出来なくなったらしい。
後の管理をしてくれる家族もないのだろう。

その先の薄暗い神社らしい階段横の草むらに
息子の中学校通学用の自転車が投げいれられていた事があったと思い出した。
何段変速かのぴかぴかだった自転車。
サドルもがれ、スタンドを外され、パンクさせられ、
何度直しても惨い目あった。
いじめは自転車屋のおじさんからも指摘される程だった。
息子は転んだと一切を当時は否定していた。

息子にとっては15年前の事も昨日のように思い浮かぶらしく

  あいつ等見返す!
 
  いじめたヤツらに復讐する!

どうやって復讐するのかと聞くと立派な人になって
いじめたことを後悔させてやると言う。

立派な人とはなんだろう?

  社会的地位だ。名誉だ。

地位や名誉てなんだろう?
いじめた奴らは社会人となり夫となり父となり
日常の瑣末ことに汲々して
息子をいじめた事なんか覚えてもいまい。
いや、思いだすこともあるまい。

復讐のむなしさが分かるまで息子の胸苦しさは消えない。
母も息子の気が晴れやかでないと100%スカッとはしない。

道端に母子草が咲いていた。
摘んで帰ってキッチンの窓辺に飾った。