陽だまりのねごと

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あきれはてた車の保険代理店

2008-07-03 23:57:32 | Weblog
電動車いす事故の連絡が飛び込んだ。
まずは利用者さんにケガがないか確認。

加害者が
『警察に届けはいいね?』
『病院に行かなくていいね?』
と言ったのでハイハイと
動かなくなった電動車いすは置いて
自宅へ送ってもらったと言う。

別に痛みも感じない。なんともないと本人。

高齢者は痛み感じなくても骨折があったり
ちょっとした事でも骨粗鬆症で骨がもろくなっている人もある。
衝突の衝撃で何か後から不具合が出ないとも限らない。

加害者に電話で
受診を勧めると
介護保険のケアマネジャーと名乗ったものだから
同じ保険関係者と思ったらしく
事故の保険窓口と勘違いして、
いきなり保険上の処理ばかり電話口でしゃべり出した。

しかも自分は事故のプロであるから
見ただけで事故証明も受診も必要ないと判断したと言う。

加害者はなんと車の保険代理店の人だった。

何をおいても身体状況をちゃんと医師に診せる必要はあるだろう。

家族に了解を得て、本人を私が病院へお連れした。
幸い電動車いすが衝撃を吸収してくれたようで、
ご本人には被害がなかった。

病院支払は当然、加害者だろうから
支払い依頼の電話を再度したら
「いったいどうしたいのか?」と怒り口調。

病院から自宅へ送った所に加害者がスタンバっていた。
そして
本人に体の調子はどうだったかも何も聞きもしないで
今から警察に一緒に行ってもらって事故証明が取りたいと言う。
あわてて警察に事故連絡をしたらしい。

冗談じゃない!
事故ショックから病院受診と疲れはピーク。
元気な人ではないのだ。
見れば分かるだろうに!
今日は絶対に止めてくれと強く言って
後の交渉は家族にお任せして辞した。

考えれば考える程、身勝手な保険屋。
自分の保身しか考えていない。

『おばぁちゃま』と言う声かけもなっていない。
あなたのおばぁちゃまですか?
ちゃんとお名前で呼ぶ礼儀も知らない。

壊れた電動車いすの替わりはすぐには手配出来ず数日かかる。
2本の足で昔みたいに歩いてみたいと受診を待つ間に聞いた。
電動車いすでお出かけだけが彼女のストレス解消だったのだ。

手渡された代理店の名刺には

    あんしん

という文字が会社名とともに記されてあった。
眺めている内にむらむらと腹が立ってきた。