陽だまりのねごと

♪~思いつきひらめき直感~ただのねこのねごとでございますにゃごにゃご~♪

あぁ~記憶がブロックで…落ちた

2011-02-10 21:38:15 | Weblog
昨日の夜の話。
記憶がブロックで抜けていた

入浴直前にゴミを拾った。
明日は不燃物ゴミの日だから袋を縛って、確かどこかへ置いた。
その袋へ拾ったゴミもついでに入れてから、町内のゴミステーションへ運ぼうと思った。
そのゴミ袋がない。
どこを探してもない。

口を結んだ記憶はある!
10リットル入りゴミ袋がパンパンだった。
どこだ?どこだ?
こんな大きな物が消えるはずはない。

探すこと数分。
頭が真っ白。

ピッカーンと思い出した。
家からこの寒空、外へ出て星を眺めて、明日は雪予報だったとか思って、
ギギギギギっと錆付いたステーションのゴミ箱の蓋を開けて、
袋は出してきたのだった…
すでに5個くらい入いっていたのまで全部記憶が蘇った。

そう
ゴミ袋を出してから入浴した方が気持ちいいだろうと判断しての行動だった。

ゴミ袋出してから、入浴までにふと、思う事あって探し物をしたのだ。
その後、ゴミを拾った。
そして、
家から外へ出てゴミ袋を出した行動のすべてが、一時とは言え消えてしまっていた。

物探し程度は年齢からくる脳の老化だけれど、
行動した記憶が消えるの認知症とか言う。
母も叔母も伯父もバリバリ認知症。
う~~むむむむ~若年性ということもない話ではない。
ワタシ、大丈夫か?

帰宅するとポストに
夫が生前仕事でお世話になった女性から封書が届いていた。


中に可愛い猫イラストの絵ハガキとストラップが入って、
やっぱり猫の便箋に『お誕生日おめでとう』とあった。

ストラップはさっそく仕事カバンにぶら下げた。

没後10年。まだ忘れず建国記念日の私の誕生日を祝ってくださる。
夫の関係の方と言うのが、うれしい。ありがたい。

実はこのお手紙を手にするまで、自分の誕生日も忘れていた
まったく

定年の60歳までに後3年。働いてゆけるのだろうか?
誕生日前夜、しっかりせねばと自分に言いきかす




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エルニーニョ     中島 京子

2011-02-10 06:57:03 | 
エルニーニョ (100周年書き下ろし)
中島 京子
講談社


小さなおうちで直木賞を受賞して以後の作品。
2010年12月9日発刊の初版本。
図書館でまだ新品の手垢の付いていなのに出会うと得した気分になる。
毎日、ちびちび読んだ。
もったいないので丁寧に物語を紐解いていった感じ。

エルニーニョはイエスキリストが小さい時の呼び名から来ているそう。
表紙のイラストはまるで星の王子様のよう。

最初は『森のくまさん』の歌から始まる。
このなごやかな歌は確かに誰かに追われて、『すたこらさっさ』と『お逃げなさい』
と、歌われている。
DVから逃げて来たルイと灰色男から逃げているニノのおとぎ話めいた逃亡の話。
その中にいくつもの昔話や伝説がまた創作されて散りばめられている。

どこで生まれたか?
誰から生まれたか?
そういう囚われの一切から離れて、ただ好きだから、一緒に居たいからと思う
他人集合体の家族が自然に出来あがってゆく。

ものに囚われた枠の中でしか生きられない自分の、不自由さに気づかされる。
血で繋がった家族だからという中に傲慢さや、無意識な一方的甘えの発生はないだろうか?
人が人を思いやることに理屈はない。
囚われない人と人との結び付きが、
じんわりとあったかい気持ちにさせる。
昔ながらの砂糖屋が出てくるが、その砂糖の味はそんなかな?

私、誰にも追われていないけど、
誰かに追われてあくせくしているような?
何かに囚われてもがいているような?

はらはらどきどきサスペンス仕立てになるだろう逃亡劇が
異空間へ不思議な真っ当な世界へと導かれハッピーエンドの現実に収まって
めでたし、めでたし。

気持ち良く読み終えた。読み終えてしまった。残念。おしまい。
おとぎ話に留まっては居られないわねぇ~

散歩いこっと~♪それから仕事へ行って、現実に追われよっと~♪


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