陽だまりのねごと

♪~思いつきひらめき直感~ただのねこのねごとでございますにゃごにゃご~♪

しっぽを持たれた犬

2011-02-11 14:42:36 | Weblog
三寒四温。
今日は冬。
金曜日が祝日はめずらしい。

中学の頃だったか?
2月11日を建国記念日として祝日にするか否か喧々囂々。
ワタシ的には誕生日。
紀元節のどうの政治色に関係なく、祝日に成る事を願っていた。
誕生日を明かすと

「嫌な日に生まれたなぁ」

と言った人がいたくらい。
取り立てて良い事もなし。

する事もなし、散歩する。
ついでに、
川柳マガジン投稿封筒をポストへ投函。
年齢欄には、一つ増えた年齢を書いた。

寒い。
雪でも降りそうな空模様。
静かな住宅街の午後。
人もいない。車もない。

だいたいがぼんやりのワタシだけど、
前方から来る犬にぶつかりそうになる。
初老の女性が腰を屈めて
犬の尻尾を持って付いて来る。

「どうされました?」

思わず口を付いた。
女性は曖昧な微笑でとことこ、犬と共に前進。
去っていった。

犬がきゅーんと情けない弱々しい声を上げた。
振り返ると
曲がり角から家中へ消えたか? もう居ない。

虐待?
犬の尻尾は急所ではなかったか?

しばらく歩いて気が付いた。
あの犬は後ろ足に力が入らないから、
尻尾を吊り上げてもらって歩いていたのだ。

あの女性の年齢で中腰歩行は辛いだろうに。
犬は介護が必要な老犬だったのだ。
毛艶も悪かった。
前足もちょこちょこしか進んでなかった。
ああして、あれがあの犬のトイレスタイルだったのかも?

いずこも大変。

点滴猫などに構って、
財布が軽いから
今年はマイプレゼントを買いに出かける気にもならない。

ちゅんちゅんはどうしたものか、
高カロリーウェット食に
腎不全カリカリ投入の
パラパラと言う皿音を聞いてから
おもむろに口を付けるようになった。

少量だけど食べる。
食べてくれている。

ワタシもいつか介護年齢。

[介護まで一歩前進誕生日]

ところでワタシ…誰に介護される?


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