陽だまりのねごと

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木かげの家の小人たち   いぬいとみこ作

2012-02-12 07:12:54 | 
木かげの家の小人たち (福音館文庫 物語)
クリエーター情報なし
福音館書店



この童話が宅急便で誕生プレゼントとして昨日、届いた。
送り主は亡夫が仕事でお世話になった女性。
弔問客も徐々に減り、もう夫の縁から連絡のあることもなくなった。

去年末、飲み友だちで長く出会ったこともない人から
「お元気ですか?お返事はいいです」
とケータイに留守電が入ったきり。
こちらからかけたけれど、今度は向こうが出ない。

ありがたいことに建国記念日と言う忘れにくい誕生日を持つ私に
また今年もお祝を下さった。

むかし読んだ記憶がある。
この福音館文庫ではなかった。

イギリスの愛らしい小人を世話する人間界が戦争という非常事態に巻き込まれる。
小人の西洋の香りがする道具立てと茶色い戦争との対比が際立つ。
ファンタジーの世界から戦争の愚かさを子供たちに教える不朽の名作と勝手に言っておこう。

いったいいつが初版か調べてみた。
中央公論社から 1959年に発行されている。
私が5歳の時だ。

はじめて読んだのは小学校の図書館で借りた?
ストーリーはおぼろ。
アマノジャクが出てくるあたりに覚えあり。

象牙の網針で虹色に染めた蜘蛛の糸を編む、
空色の小さなミルクを入れるコップ
愛らしい小道具での
自給自足生活に子供の頃から憧れて育ったらしい。

戦争批判をしていたが学徒動員された哲にいさんの8月8日死を
終戦後の学童疎開先で告げられたシーンには、
不覚にも涙がこぼれた。

よる年波か?
涙ももろい。

  Hさん

    誕生日を忘れずにいて下さってありがとう。
    きれいな緑色の装丁の胸にぽっと灯のともる贈り物、感謝です。
    夫が向こうで笑ってくれている気がします。








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