陽だまりのねごと

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制度の狭間や声を上げない人への救いの手は?

2012-09-04 22:05:31 | Weblog
資源ごみに出そうと古新聞を束ねながら、
寝る前になって開いた本日、朝日新聞朝刊の生活面見出しに、思わず目が止まった。

  介護限界を超える相談

  障害者と老親を孤立させない


記事を読んで、いくつか担当したケースを思い浮かべた。

どんな福祉制度も自ら声を上げてその機関に申し出なければ、救えないことになっている。
制度にはどれも線引きがあって、条件を満たさないと利用できないしくみにもなっている。

自ら助けてと言えない人、言わない人、
制度を知らない人、制度にあてはまらない微妙な狭間に該当する困難者等々

いっぱい福祉制度の網からこぼれている人たちがあると思う。
介護保険申請にまでなんとかこぎ着けたSOSを発した人が私の担当となる。
担当になって初めて、声の代弁が出来る。
こういう制度も使えますよと提示することができる。

しかし、
制度の狭間に位置する危機感のない、理解力の乏しい
支援が要りそうな人がキーパーソン介護者である事が往々にしてある。

本人、家族の同意がない支援は出来ない。
介護保険サービスには1割の利用料負担がある。
お金がない人。
危機的状況の理解できない家族。
介護状態になる前から衛生や栄養状態が悪いことが通常となっている家庭。
あるいはそれの複合。

ふと思う。
我らを悩ます介護保険ではどうしようもないケースも、まだいい。
介護保険を受けようという声を発した結果、我らが相談に不十分ながら乗っている訳で、
誰にも知られず、助けがなければいけない人が、
ご近所付き合いも希薄な昨今、たくさんどこかに居られるに違いない。

この新聞記事にある
医療、福祉、生活保護などさまざまな相談を受けると言う
コミュニティソーシャルワーカーは実際に、どのくらい機能しているのか?

はっきり言って、
いち介護支援専門員が困りきって
各お役所の担当しそうな部署や包括支援センターへ相談に行ったところで
なんの解決への道も教えては貰えなかった事実はどう解釈すればいいんだろう?
記事を読んで、
おもわず我が担当地域のコミュニティソーシャルワーカーを検索してみた。
100ページ近い計画やらなんやらかやわんさと出てはきた。
ざっと読んだが、実際にどう機能して、こういう専門職が在るのか否か、イマイチ、ピンとこなかった。

この記事に書いてある事は、ごくごく一部での取り組み。
これからの課題提示だと読み取ったが?

どこの政党で誰がドンになろうと知ったこっちゃないが、
サル山のサル状態の国会で、福祉介護医療のこれからがちゃんと決まるのかな?



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