陽だまりのねごと

♪~思いつきひらめき直感~ただのねこのねごとでございますにゃごにゃご~♪

毎日サンデーになったら朝夕歩くらしい^^;

2012-09-09 20:11:26 | Weblog
本日、隣県の山奥にノルディック・ウォークに出かける予定だった。
天気が不穏とのことで、前日から中止連絡が入り、ぽっかりお暇になった。

朝から曇空。
雨は落ちて来ないことにして、ノルディック・ポールを持って実家まで歩いた。
母は怒りの真っ最中。
認知症特有の記憶勘違いで、一緒に住む妹が洗濯物のハンカチを隠したとご立腹。
パジャマのままベッドですねている。

   私はそこまでボケていない!!!

そうです。そうです。
認知症に逆らってはいけない。
ここは妹を悪者にする。
妹も歳だから、物忘れをするの。
片付けたか片付けないかも忘れているの。
間違っているのは母でない。妹である。困ったもんだと、母に言う。

怒ったから汗をかいている。
着替えようと、目の前にない妹が持って行ったと言うハンカチから気を反らす。
着替るワンピースの柄を褒め、趣味が良いと褒め、
汗は拭かなくて良いかと聞き、エアコンをつけ、脱いだものをもらって母の部屋を出た。

こんどは妹のご機嫌を取り結ぶ。
読んだ文庫本「つるかめ助産院」をウエストポーチからだしてお暇つぶし用に手渡す。
だんだん母の記憶が悪くなる。
乳がんから3年半経過。5年までは通院要注意。本当はストレスが良くはない。
治療の副作用か体調も万全ではない。
私のようには歩けない。

車で送るというのを断って復路も歩く。
帰って汗まみれのまま、掃除。
着替えて、やっぱり読み物が欲しい。
図書館に本を借りに行く。ついでに食料品買い物。

午後、モコとゴロ寝、読書。
夕方、家事。
あんまりお腹が空いていないから、運動公園にでかけてウォーキング。

野良子猫が居た。

   

草で一人遊びをしている。近寄ったらゴロンをする。
そばに『エサをやらないで』の盾看板が悩ましい。
絶対、誰かにエサをもらって生きている。
でないとこんなに人慣れしていないだろう。

エサをやってはいけない理由が小さく看板に書いてあった。

  近所の地域の住人が迷惑をする

こんな小さな猫一匹。どんな迷惑?
増えるのはマズイかも?避妊して地域で暮らしてOKの地域猫の取り組みをしている所もあると聞く。
無邪気な子猫を連れ帰ったらモコが嫌がるか?
アンツーカーの足にやさしい周回コース4回目で、コース下の側溝から子猫は消えた。
草むらで寝るのかな?
連れ帰りたい煩悩から解放され、ちょっとホッとする。

なんにもなかったらひたすら歩くらしい自分。
定年後は、朝に夕に歩きそうだ。
そして、今みたいにどこかのイベントを見つけては参加するのかな?

その基本は歩ける元気がある事。
いつまで続くか?

明日は3ヶ月分の骨粗鬆症の薬を貰いに病院へ。
今年1月の骨密度検査では正常域にかろうじて入るほどに回復してきた。
ドクターからは、年齢的に薬は飲み続けていた方が良いだろうって指示。
来年1月に再検査して、服薬の中止は考えよう。

歩けることに感謝して、本日は終わる。





     本日の歩数  25,019歩 



           う~~む~ 歩きバカが加速してきている…






  にほんブログ村 シニア日記ブログ 女性シニアへにほんブログ村 人気ブログランキングへ
                                                           
     来られたお印にふたつクリックしていただくとうれしいです=^_^=


   



    


つるかめ助産院    小川 糸 著

2012-09-09 05:58:21 | 
つるかめ助産院 (集英社文庫)
クリエーター情報なし
集英社


NHKでドラマ予告をしていて、本屋をブラついた時に目に止まった平積みでどっさり置いてあった文庫本。
電車内で読むのにちょうど良かった。
最後の最後のお産シーンとあとがきの女優宮沢りえとの対談までは、家でじっくり読んだ。

私もお産は2回経験。
死ぬほど痛かったはずなのに、その痛みについてはっきり感覚を思い出せない。
忘れるから何度もお産できると言う説もどこかで聞いた。

経産婦が寄れば、お産談議に花が咲くとこはよくあること。
誰もが赤ちゃん誕生までのたいへんさを語りたい。
破水はいつだった。産道からなかなか出てくれなかった。陣痛がなかなか来てきくれなかった。
帝王切開、陣痛促進剤、いろんな医療的処置の話も出る。

最近の産院はホテルのようで、夫の付き添いやら当たり前になったらしい。
私のはまだ男子禁制の時代のお産。きわめて普通の病院で産婦さんに特別待遇はなかった。
苦しい間、一人目は私の母が腰をさすってくれて、楽になった。夫は出張で生まれてからやってきた。
二人目は母が一人目の子を預かってくれていたから、産屋にまで私に付き添いはなかった。
外で夫が待っていたかな?

最近のお産は産婦さん、産後をあまりに大事に大事にして、
お母さんになる我慢とか自然に身につくものを奪ってないかと、あらぬ心配をしていない事もない。
楽にお産がすみ、二つ身になった母子が安定していればば言うことはないはずんだけど。

さて、小説は沖縄の離島へ不幸のどん底で自暴自棄でさすらってきたところから始まる。
ここで産院をやっている人に出会って、妊娠を知り、
島の人たちや島にやってきた人たちの温かさの中で島で気持ちが立ち直り、無事出産、
ハッピー、ハッピーの大ハッピーで小説は終わる。

人の辛さの原因の道具立てはものすごく重い。
重いものを持った人たちを再生させるのが、直接人だったり南の島の自然だったり、
前に読んだ「かたつむしり食堂」同様、自然な食材の素朴な料理がいっぱい出てくる。
孤食でなく、わいわい食べるシーンもいっぱい出てくる。

TVドラマの予告で『ちゅらさん』の登場人物と被っている人が幾人か登場するのを見て
なんとなく観る気が失せている。

小川糸さんはお産の経験なしにお産小説と言ってもいいコレを書き上げたそう。
巻末に参考資料がいっぱい載っていた。
ハイビスカスの天麩羅とか出てくる料理も参考資料からで架空ではないらしい。
自然食へのこだわりもまたかたつむり食堂同様。

ちょっと理想に走って現実からは遠い話でだとう印象はかたつむり食堂を読んだ時と同じ。
南の島自体が、人の気持ちを柔らかくほぐしてくれる夢を一時、見せてくれた。

さぁ~お休み。特に予定なし。
ちょっと長めに歩いて実家の母に出会ってこようっと。
認知症でとんちんかんな受け答えが増えたが、まだ私は忘れられていない。
私を産んでくれた人だ。

朝の空気は秋らしくなって、更に気持ち良い~♪




      昨日の歩数 11,826歩     







  にほんブログ村 シニア日記ブログ 女性シニアへにほんブログ村 人気ブログランキングへ
                                                           
     来られたお印にふたつクリックしていただくとうれしいです=^_^=