陽だまりのねごと

♪~思いつきひらめき直感~ただのねこのねごとでございますにゃごにゃご~♪

我が家の問題     奥田英朗 著

2012-09-10 18:59:45 | 
我が家の問題
クリエーター情報なし
集英社



奥田英朗の本に外れがない。
4冊図書館で借りてきて、一番先に手にした。
理由、短時間で読めそうだったのと読後、気持ちが明るく軽くなる可能性が大な感じがあったから。
読み終わって、ピンポンの大正解\(^o^)/

6編のどこの家にもありそうな我が家の問題が詰まっていた。
重たい問題をコミカルに描いて
ラストシーンには決まって明るい兆しを見せる。ああ~安心。
最初から、男女平等意識がベースにある今の友だち夫婦であっても、常識は個々違う。
生まれ育った環境、地域によっても違うだろう。
小説には名古屋と札幌の気質や習慣の違いが描いてあった。

もともとあかの他人が一緒に暮らすんだから、何かあって当たり前だとも言える。
その1篇の『里帰り』はこの前、結婚し初めて婿ドノを連れて帰った娘の事を思った。
このお盆休み、どちらの実家へも二人で顔を出し、いろんな親戚に挨拶をして回っている。
もっとドライかと思った娘が結構、並みの手順を踏む。
これは結婚式の時も思った。
式場の飾りつけなどは娘の意見であろうが、
どうも娘らしくないスタンダードを意識した披露宴は婿ドノの考え方が見え隠れする。

最終的に親としては仲良く暮らしていってくれればいいので、
あんまり形に囚われた気遣いはしなくていいと私は思う。

家族って、
日常は空気みたいに無関心だったり、ちょっと邪魔な存在で過ごしているわけだけれど、
根底には、ちゃんとおもいやりがある。
小説はしっかりと思いやりが沁みたお味付けで、なかなかおいしゅうございました。
はっはっは(*^_^*)
なんかねぇ~家族ピクニックの全員でつっつくランチボックスみたいな小説集だった。

夫亡き後、もう子供たちも一応、成人年齢だったので
家族解散で個々に大人として暮らそうと大宣言した。
夫が経済的基盤で対外的な顔で、私が家のこまごました事をする内々の顔だった。
それが壊れたから、もう母は主婦でないからね、ひとりひとり自分の面倒は自分で面倒みてよ、
自覚をもってしっかりして欲しい、
母は母で実はうろたえている妙な力こぶだったと今にして思う。

家族は家族だ。
一人減ろうと離れていようとそれに変りはない。

我が家の問題…

  それは将来的に私自身の介護だったりするワケで、なるべく長く元気で居よう。

今日は、病院で骨粗鬆症の予防薬、エビスタを貰ってきた。
月曜日からハイテンションな総合病院の待ち時間に読み終わった。

   また有休を使ってしまった。休める部署で良かった。このままじわぁ~っと定年で消えたい…甘いか^^;


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