世界しあわせ紀行 | |
クリエーター情報なし | |
早川書房 |
ぜんぜん好みでないジャンル。
訳本は最近まったく手にしていない。
しかもエッセイというかしあわせを求めて世界を旅したお話。
しあわせって世界を巡ったってみつかるようなもんじゃないでしょ?
なんて突っ込み入りで読み始めた。
人に勧められた本はなんとなく気が重い。
○麻薬も売春も合法な国オランダ
○国民総幸福量(GNH)の追求を国是に掲げる国ブータン
○豊富な天然資源のおかげで税金がいらない国カタール
○辺境、極寒、でも失敗には寛容な国アイスランド
○何事も「気にしない」が合言葉の国タイ
しあわせをいろんな切り口で考える。
お金があったら?なかったら?
満たされることがしあわせに繋がるのか繋がらないのか?
しあわせの感じか方はそれぞれだし、
こんな探し物をする作者のしあわせ度はやっぱり低そうだった。
でも、
あちこちにふんふんと納得させるフレーズがあった。
図書館の本だからマーカーするわけにいかないから
途中で気が付いてメモを取った。
幸福のレシピ 一つまみの妄想は決めてきなる。
世間知らずのどこがいけないのだろう。
みんながあと少しだけ世間知らずになれば
世界もすてたものではなかくなる。
うんざりするほど丁寧な物腰。
動きは優雅で無駄がない。
鼻につく接客。
ちょっと憂鬱な気分にしたるのも悪くない。
元気を呼び醒ましてくれるブザー、
少し頭がおかしくなると
人生ははかなく、人間は弱いものだとよく分かる。
幸せな人は考える動機がない。
生きる事に疑問を持たずに生きている。
闇ばっかりが続く時もある極寒のアイスランドの挨拶は
しあわせになりましょう。
別れの言葉は
しあわせになれますように。
そしてこの国では失敗が恥ずかしいことと誰も思っていなくて、
むしろ名誉な事だと考えられているそう。
あったかいところの方がしあわせ度が高そうに思えたけれど
意外や意外。
環境によって考え方がいろいろ変ってくる実態がよく分かった。
そこに適合しない人、文化的不適合者はどこにも居て不幸であるけれども偉業を成す。
アインシュタインが例に挙げれてていた。
自分の書いた字がきたなくて判読がむつかしいのもある^^;
しあわせについてあんまり考察しない方がしあわせなのかもしれない。
肩の凝らない筆致だった。
明日、図書館に返して来よう。
なんかこの手は、直に内容を忘れそうだ(;_;)/~~~
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