陽だまりのねごと

♪~思いつきひらめき直感~ただのねこのねごとでございますにゃごにゃご~♪

おかあさん疲れたよ(上)(下)  田辺聖子

2007-04-04 00:04:10 | 
おかあさん疲れたよ〈上〉

講談社

このアイテムの詳細を見る


おかあさん疲れたよ〈下〉

講談社

このアイテムの詳細を見る


思い出した本をここに置いておこう。

休憩室でころがって、いつもの中島義道の文庫本を開いていたら、
おべっか使いの同僚がポットの湯をもらいにやってきた。

『みかんさんは勉強熱心ですね』

本=勉強って構図からして私の理解の範疇でない。
仕事=収入を失う夢を見せてくれそうで
「人生を半分おりる」を読んでいたところ。

『本は図書館のですか?』

見れば分かるだろう?
ハードカバーの本読んでるんじゃないってえの。
「買いました」と返事をしたら

『私も買ったんですよ。レタスクラブ』
『こんど貸しましょうか?』

この人は雑誌と本の区別もつかないらしい。
「結構です。私の好きなのを読みますから。」

終業時には人がドアから出るのを外で待っている。
『いっしょに帰りましょう』
などと並んで門を出たがる。ギョェ~~!
トイレに一緒にいく女学生みたい。
「待たれるのキライですから、待たないで下さい。」

私の来客にお茶を入れようと給湯室に入ったら、
『私が煎れましょう』とくっついてくる。
「ほっといてください。」

ちっちゃなお盆を持っているけど、
片手、足だってあけちゃうワタシなのだ。
さらに応接室のドアをあけてくれようとする。
「こういうのキライなんです。自分の仕事をしてください。」

ねちねちと気働きでまとわりついてくるのがうっとうしい。

 親切でしょう?
 気が利くでしょう?

ミエミエの
こまかな気働きのつもりらしい女臭さが
ワタシ、女なんだけど、すんごくキライ

中島義道が板に付いてきて、
『NO』を最近きっぱり言う癖が…

私の疲れの10分の1は、
この同僚にきっぱりNOを言うことかもしれない。

肩コリコリは2回目の注射で少しらくになった。
頭痛も少し消えた。
メタボラの原因にストレスってあったなぁ~

久々にネットを開けたら、新記事がなくても
毎日お越しの方の数が減っていない。
申し訳ありません。
ちょっとずつ元気が回復、怒りパワーも吹きつつあります

   ゴジラみかんうぉ~~う



おかぁさん疲れたよ

2007-04-02 12:08:29 | Weblog
3月末の田辺聖子の自伝的NHKの連ドラ『芋たこなんきん』が終わった。小説を書きながら5人の子持ち宅へ後妻に入り、超多忙ぶりに勝手に描いていた田辺聖子像が少しかわった。

彼女の小説に『おかぁさん疲れたよ』と言うのがあった様に記憶する。

あれほど忙しくもないんだけど、月曜日。仕事に出たとたん肩から頭にかけて痛みが走る。

アスぺっ子には痛みも具体的に語らなくては伝わらない。『しんどいんであって、不機嫌ではない。』
手伝いもしてくれる優しさも持ち合わせた息子だけど、手伝いは具体的に依頼しないと分からない。不器用でキチンとは出来ない。
朝、息子の手伝いの後始末をちょっとした。家が荒れてくるなぁ~私が動けなくなったらどうなるのだろう?

おせいさんもちょっぴり疲れを感じる時があって、あんなタイトルの小説になったのかな?と。

せめて、お昼休みは桜の下で。