進行性核上性麻痺と闘った父とその家族の記録

進行性核上性麻痺と診断され6年2か月。89歳まで闘い抜いた父、それを支えた家族の記録。

リンゴの唄

2007-08-30 20:53:04 | Weblog
今日は大大大感激でした!
母は涙を流して喜びました。
父と会話ができたのです。
何かしきりに言いたそうだったので、でも聞き取れなくて。
そこで、
「発音練習しようよ」
「あ・い・う・え・お」というと、
すぐに
「あ・い・う・え・お」

「か・き・く・け・こ」というと、
すぐに
「か・き・く・け・こ」

「あ・か・さ・た・な」というと、
すぐに
「あ・か・さ・た・な」

ここで母は大感激!

リハビリに来てくださった言語聴覚士の方が、終わって「また明日来るね」
と言われたのに答えて、「もう来んでいい」だって。

そして、
「リンゴ」というので、「リンゴが食べたい?」と聞くと、何と!
「リンゴの気持ちはよくわかる」だって。
「リンゴの唄?」と聞くと、また
「リンゴの気持ちはよくわかる」

母と二人で、リンゴの唄を歌いました。おじいさん、この歌好きだったんだね。

そして、
「がんばる」と、はっきり。

最後は、うちの父に
「おじいさんによろしく」と。

そんな気遣いまでできた父に、母も私も大大感激でした。
返事がなくてもずっと話しかけてきたのがよかったのでしょうか?
明日もまた行くね。
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