あめふり猫のつん読書日記

本と、猫と、ときどき料理。日々の楽しみ、のほほん日記

ほのぼのランがイイ。 『マラソン1年生』

2010-02-16 23:05:26 | 本(エッセイ・ノンフィクション他)

たかぎなおこさんの本は、『ひとりたび1年生』『ひとりたび2年生』を持っていました。

でも、この『マラソン1年生』には驚きました。

マラソン1年生 マラソン1年生
価格:¥ 1,155(税込)
発売日:2009-09-30

“えっ、マラソン?”という感じ。イメージですが、あんまり運動が得意な方じゃないのかな、と思っていたので……(失礼しました)

でも、ホントに初心者で、最初は練習法も知らなかった、というのに思わずホッ。

マラソンはとてもとても無理だしキョーミもないけど、ウォーキングはやってみたいと思っているので。

たかぎさんと、マラソン友達のりこさんは、ほんとに初心者だったため、ウォーキングから始めるので、なるほどぉ、と参考になったところがたくさんありました。

そうして、たかぎさんはご当地マラソン、ハーフ、そしてホノルルでのフルマラソンと、着実に進化していって“おお!けっこうスゴイ!”と感心するわけですが、終始、ほのぼの、のんびりしているのがいい。

こんなに楽しそうなんだ~、と、ランに興味のない私も思うのですから、この本を読んで、走ってみたい、と思う人も多いのではないかと思います。

お友達ののり子さんや、(謎の)編集者のかとうさんなど出てくる方も楽しくて、ふつうに、エッセイ漫画として読んでももちろん楽しめます。

ちなみに、私は鈴木ともこさんの『山登りはじめました』も一緒に買ったのですが、コラボというか、二つの本がつながっているので、両方読んだ方がより楽しいのでは、と思います。

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内食グッズ、やっぱり気になる!

2010-02-16 01:11:18 | 食・レシピ

先週のスマステーションで“内食グッズ”(外食に対して、内食。便利なクッキング商品の紹介がテーマでした)の特集をやっていて、見ているとやっぱり気になってしまいました。

ルクエ スチームケース 62036 ルクエ スチームケース 62036
価格:¥ 5,250(税込)
発売日:

いちばん気になったのは今話題のこれでした。ルクエの、スチームケース。

レンジで野菜が蒸せるのはもちろん、パスタやリゾットなど、色々なメニューが作れるというこのグッズ。

以前、私と違って新製品にそうそう飛びつかない母が、“テレビでこんなの見た!”と教えてくれたのですが、そのときはへぇー、と思っただけでした。

けど、実際映像で見ると魅かれる……!私には少々高価ですが、そのうち買ってしまいそう……

のりまきまっきー のりまきまっきー
価格:¥ 2,940(税込)
発売日:2007-07-28

このクッキングトイとか、クレープメーカーなんかも気になったけど、クレープメーカーはなんといっても高価で、たびたび作らないならフライパンで十分か、とも思いました。

この“のりまきまっきー”も、なにしろクッキングトイが好きなので(買ってないですけど。たぶん少女時代の憧れ、ママレンジのトラウマか、クッキングトイ全般気になって仕方ない)わー、欲しいかも、と思いましたが、やっぱり親子で楽しむものかも、という気がします。

一番買ってしまう可能性の高いのは、今のところスチームケースですが、実は失敗多いので、(グッズを買っても使わなかったり、思ったようではなかったり。たとえば、レンジでパスタを茹でられる、というグッズは、安価なプラスチック製だったせいか、茹であがった麺がおいしくなかった。コシがまったくないのだ!)もう少し検討します。

おススメあったら、お教え下さいませ

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ワンチャンスの涙

2010-02-15 23:51:36 | 日記・エッセイ・コラム

上村愛子選手がメダルを逃したの、本当に残念でした。

私は特にスポーツファンではなく、ましてモーグルのことなど何も知りませんが、今回のバンクーバでの上村選手のメダルの行方は、ちょっと気になっていたのです。

それというのは、前回のトリノオリンピックで、5位に終わった後の彼女のインタビューを、新聞で読んだことからでした。

4年もたっているからちょっと曖昧ですが、だいたいこんな内容でした。

上村選手は、金メダルを撮った荒川静香選手の演技を見て、“金メダルを取る人というのは、こういう人なんだ”と思ったそうです。そして、“メダルを取れない自分は、どこかダメなんだな”とも。

私はそれを読んで、“ダメじゃないよ!運命の女神が、ちょっと意地悪しただけだよ”と思いました。

だいたい、4年間頑張ってきて、たったワンチャンスしかないんですものね。モーグルなんか、わずか30秒足らずで演技が終わってしまう。

“あんなに努力したのに。苦しんだのに。神様、神様!”と思った。

でも、どの選手も同じように努力しているんですものね。努力なしではトップに立てないけど、努力したからって報われるとは限らないのが勝負だものなぁ……。

こういうすごく頑張っているのに報われない場面とか見ると、そもそも努力さえしていない自分が情けなく申し訳なく、よけいへこんだりするんですけど。

上村選手のコメントは清々しかったけど、止まらない涙を見ていると悲しくなった。

これから競技に挑む彼女の旦那様が、メダルを取ってくれるといいのになぁ、と思いました。

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終末と再生の狂詩曲 『ジャカランダ』

2010-02-13 01:04:23 | アニメ・コミック・ゲーム

ジャカランダ ジャカランダ
価格:¥ 1,890(税込)
発売日:2005-06

これは友達に借りた本です。

彼女はもともとこの本の作者“しりあがり寿”氏の作品が好きで、いままで何冊か貸してくれたのですが、その大半はギャグマンガでした。

しかも何も言わず、何の先入観も与えないで貸してくれたので、ちょっと内容に驚きました。

私の個人的感想ですが、これはとても恐ろしい本だったのです。

ストーリーは、作者自身があとがきに書いているように、きわめて単純です。

ある日突然現れた巨大な木“ジャカランダ”が、大都市東京を一夜にして壊滅させる話。

ただそれだけの内容なのですが、それだけに、膨大な死と、阿鼻叫喚の描写のすごいこと。ちょっとノンストップムービーみたいで、一気呵成にラストまで読ませます。

冒頭の凄惨なエピソードや、巨大な木が芽を出した時点での人間の呑気で滑稽な対応などを見ると、この物語にある種のメッセージを読みとることも可能でしょう。

でもやはり、作者があとがきで描いている通り、“ボクのアタマに一夜にして東京を壊滅させる巨大な木のイメージがうかび、それが300頁のマンガを描かせるほどに強かった”という、シンプルなスタンスで読んだ方がいい気がします。

ラストはカタルシス、というか、ある種の爽快感があり、それもちょっと怖い気もするのですが……。

しかし、ロバート・フロストの『火と氷』という詩を読んだときは、世界の終わりは火と氷だけかと思っていたのに、まさか、木、という選択肢があったとは……。

そうして、おそらく私はこの状況だと、生き延びて最後の光景を見ることはできないな、と思うと、少し残念だったです。

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ちょっと奇妙なテイスト 『ゴールデンスランバー』

2010-02-13 00:40:48 | 映画

先日、『ゴールデンスランバー』を観に行ってきました。

伊坂幸太郎作品は、『アヒルと鴨のコインロッカー』と『重力ピエロ』は、原作は読んだけれど映像化作品は観ていなくて、この『ゴールデンスランバー』は逆に、原作は未読のまま、映画を観たかたちでした。

ゴールデンスランバー ゴールデンスランバー
価格:¥ 1,680(税込)
発売日:2007-11-29

で、あらかじめこんな話かなぁ、と想像していたイメージがあったのですが、ちょっと違っていました。

なんとなく、もっと爽やかな話かと思っていたのです。青春小説の名残みたいな味わいの。

ところが、“首相暗殺犯に仕立て上げられ、警察から追われる男”が主人公なわけですから当然といえば当然なのですが、まあ、人の死ぬシーンの多いこと!

しかもどこか黒いユーモアが根底にある気がして、ちょっとイメージと違うな、と思ってしまいまた。

キャラが強いのは、キルオこと通り魔の青年と、永島敏行氏演じるクレイジーな刑事。

とくに小鳩沢刑事というのかな、彼の不気味さは、観終わっていっしょに行った母と、“気持ち悪すぎる!”と言いあったほど。

一方、通り魔キルオくんは、ちょっと不思議なキャラクターでした。“突然無差別に他人に切りつける”という許せぬ犯罪者ですが、何となく憎めないムードもあって、人間離れしている感じだった。

ちょっと、西洋の悪さをする妖精みたい。パックやロビン・グッドフェローみたいな悪戯好きなタイプと、レッドキャップなどの不吉な妖精の間みたいな感じかな……。とにかく、この世のものじゃない雰囲気でした。

主人公も、堺雅人さんが演じてることもあって、絵に描いたような優男って感じなんだけど、驚くほどハートが強くて、ちょっと圧倒されました。私が警察側だったら少し不気味かも……。

観終わって母が“面白かったけど内容ナイね”といっていましたが、あんまり深く考えないでサラっと観た方がいい映画なのかもしれません。

(面白くはあったのですが……。なんか、オレンジジュースと思って飲んだものが、知らない果物のジュースだったみたいなテイストだった)

原作を読んでみると、また味わいが変わるのかもしれません。

余談ですが、そのあと母とお茶して、母が初めてワッフルを食べて喜んだのは良かったです

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