最近、BMWOHV整備でご入庫頂く車両での内容が変化してるように感じます。
乗っている車両の経年劣化はなかなか気づきにくいので定期的な点検や整備をお勧めしたいと思っています。
エンジン内部の劣化を感じる事は前からあったのですが
最近、使用されてるベアリングの疲労して来た車両が特に多い印象を受けます。
ホイール・ステムペアリング、あとスイングアームベアリングなど
中々気付きにくいですが、交換するとすっきりした走りに戻るので各部の点検や整備の大切さを実感しています。
ではまた~
最近、BMWOHV整備でご入庫頂く車両での内容が変化してるように感じます。
乗っている車両の経年劣化はなかなか気づきにくいので定期的な点検や整備をお勧めしたいと思っています。
エンジン内部の劣化を感じる事は前からあったのですが
最近、使用されてるベアリングの疲労して来た車両が特に多い印象を受けます。
ホイール・ステムペアリング、あとスイングアームベアリングなど
中々気付きにくいですが、交換するとすっきりした走りに戻るので各部の点検や整備の大切さを実感しています。
ではまた~
車で使われてるFCRキャブレターセッティングをお受けしました。
長く使用されてるので、外して見るまで心配でしたが、
定期的にメンテナンスされてたのか、キレイだったので、
大きなパーツの交換は必要なく済みそうです。
キャブレターを清掃して作業を進めていきます。
オーナー様。
作業の途中で何かありましたらご連絡をさせて頂きます。
もう少々お待ち下さい。
BMW R1100RへのFCRキャブレター取り付け作業を承りました。
今回のインジェクションからキャブレターの交換作業は、アクセル開け初めの
ギクシャク感を取り除く事とダイレクトな加速フィーリングを実現できないか?
と言う事を狙って作業を進めさせて頂きます。
R1100系へのFCRキャブレター取り付け作業は過去に数件行ってるので、
通常のキャブレターセッティングと同様に作業を進めていきます。
でも大きな違いとしましては燃料タンクからキャブレターへの
ガソリン供給方法で、一般的には自然落下式ですが、
インジェクション車の場合では電磁ポンプで圧送されてる為、この違いを補正して行きます。
この辺りの技術は古い自動車でのカスタムではよくあることなので同じ様に変化させています。
取り付け後のフィーリングは上記した狙いは達成しつつ、
今となっては1100と言う排気量は少ないかもしれませんが、
逆にエンジンの回転上昇がとても軽快で、全域扱いやすく、
低速から高回転まで一気に上昇する加速はホント気持ちよく感じました。
オーナー様。
大変お待たせいたしました。
KLX250へMX-FCRキャブレターを取り付け作業を承りました。
既にMX-FCRキャブレターが付いてる車両のセッティング作業は
行った事がありましたが、取り付け作業は初めてだったので
取付けできるかが取り付け完了まで分かりませんでしたが、
何とか取り付ける事が出来ました。
通常のFCRキャブレターよりもスロットルワイヤーを引っ掛ける部分が
大きくて、いろいろ苦心しました。
取り付け後のフィーリングは想定よりも大きな口径ながら加速の
フィーリングがとてもダイレクト感が強く、瞬発性があるように感じ
とても加減速のメリハリが付けやすい印象でした。
穏やかな通常のFCRキャブレターに比べると、MX-FCRキャブレターは加減速のメリハリがある反面、
スロットルボディの形状が通常のFCRキャブレターと違うので、エンブレなどが唐突でギクシャクしてしまい
使用シチュエーションが狭いかも?と感じたりしました。
モトクロスやモタードなどの競技車両で使われたMX-FCRキャブレターなので、
割り切られた使い方をされる方には良いキャブレターだと思いました。
測定作業を行い、ゼノア製エンジンバランスを進めています。
加工前のバランス。
小さいエンジンなのに大きなバランスのズレな数値が出ました。
これを加工して行きました。
加工後のデータはこんな感じです。
排気量が小さいエンジンなので、使われてるエンジンパーツも小さく、
どうしても加工する部分も少なく、強度や剛性などを考えると
加工範囲が狭くて、日頃の扱うバイクに比べてすごく難しく感じました。
そして、フライホイールのバランス取りも測定してみました。
こちらはすごく精度が高い加工で仕上がってる様でした。
バランス取り加工後のクランクシャフトの動きはスムーズに回転してるので、
良い感じに仕上がったように思います。
ダイナミックバランサーにて単気筒エンジンのダイナミックバランス取りが出来ましたのでご紹介します。
今回の作業は。
振動低減を狙いバランサーシャフトがついていて、クランクシャフトについてるウェイトと反作用に動く
バランサーウェイトが付いてるエンジンには意外と振動があるので、構造を知る為にも一度測定器にてテストしてみました。
HONDA XR250です。
クランクシャフトとバランサーがこのような形状となり、成ります。
これをダイナミックバランサーに乗せてテストしてみると測定できました。
そして測定結果。
測定した結果がこのような数値と成りました。
意外とアンバランス量が大きく感じますが、クランクシャフトのウェイトなどのエンジンパーツにはどうしても個体差が
出てしまうので、その影響が出てしまってるのかもと思いました。
バランス取りの加工で軽量化したり、重くしたりする前に、先ずは製造メーカーの設計思想や考えを測定器に結果の数値から推測し、
それからバランス取り加工を進める事で、狙ったエンジンフィーリングを仕上げ、目指しやすく感じます。
最近の単気筒エンジンでは振動を低減するバランサーが付いてる車両が多いので、この測定方法を発展させて行ければ、
いろんな車両にてバランス取り測定が可能となりそうです。