先日燃費がリッター6km/lだとお申し出のお客様のところにお邪魔しました。
お客様の所にお邪魔させて頂いてエンジンを始動して確認したところ片排気で黒煙がマフラーから出ていました。
早速、キャブレターを確認させて頂いたら、ガソリンタンクからの異物がキャブレター内部に混入して
キャブレター内部のそれぞれのジェットと燃料フロートが詰まっていました。
詰まった結果、片側のエンジン内部にガソリンが入ってしまいリッター6km/lだったり、多くの黒煙が出ていたようでした。
以前 2009年のブログにも記事を 書かせて頂きましたが・・・。
キャブレターのオーバーフローには 2種類のオーバーフローがあります。
一つが、キャブレターのフロート室からガソリンが漏れてくるオーバーフロー。
もう一つが、キャブレターからエンジン内部にガソリンが入ってしまうオーバーフロー。
どちらのオーバーフローもキャブレターの内部に異物が入ってしまった事で
キャブレターのフロートが固定されたり各部が通常に作動しない事で起こり、非常に危険です。
走行していて、もし・・・ガソリンが漏れたら
足がビチョビチョになったり、強烈なガソリン臭がすると思います。
ガソリンは危険物です。
特に暖まったガソリンは引火の可能性が多くあります。速やかに火気のない場所に移動しましょう。
足がビチョビチョだったり、ガソリン臭がしたりもしガソリンの漏れの症状がもし出た時の漏れ症状の改善には。
キャブレター下部分をコンコン軽く叩いてみる。
左右の燃料コックをOFFにして走行してキャブフロート室にあるガソリンを使いきって再び燃料コックをONに。
これを何度か繰り返す。
どちらも方法も、キャブレターフロート部分に、多分引っかかってるだろう思うゴミを落とす為の作業です。
一度試してみてくださいね
また、燃費が極端に落ちた、黒煙が吹くようになった、片排気で調子が悪いなど・・・。
もしガソリンがエンジン内部に入ったら、そんな症状が出る可能性があります。
(早めに最寄のバイク屋さんに車両を見てもらいましょう)
このオーバーフローは、キャブレターからガソリンが表に出ることなく、エンジン内部に入ってしまいます。
外見から見ても分からないので上記の症状が出てから気づく事が多いと思います。
(一番分かりやすいのは燃費でしょうか?)
もし・・・エンジンの燃焼室にたくさんのガソリンが入っているのに気がつかなかったら
エンジンを始動した際、燃焼室に溜まったガソリンでウォーターハンマーのようになりエンジン内部を
傷める可能性があったり・・・
オイルと混合してしまったら、エンジンにかなりの損傷を与えてしまいます。
(バイクを止める際は随時、ガソリンコックをoffにしてバイクを止めるように習慣付けましょう!)
オーバーフローは傾向的に、タンク内の異物を完全に取り除かないと症状を繰り返す事が多いので・・・。
もしガソリン漏れの頻度多くなってきたり、いつもよりかなり燃費が悪い等の症状が出たら
最寄のバイク屋さんに相談してみてくださいネ
・・・うるさく言いますが、タバコの火や火気がある所ではくれぐれもダメですよ★