月の晩にひらく「アンデルの手帖」

writer みつながかずみ が綴る、今日をもう一度愉しむショートショート!「きょうという奇蹟で一年はできている」

滋賀県民と、お仕事を!

2013-07-11 20:12:42 | 執筆のおしごと(主な執筆原稿、最近の公開できるもの記録)


日中は仕事にならないほど暑い!
わが家は、山を切り開いた丘の上に建つテラスハウスなので
地上よりもはるかに涼しいはずだが、昼間に打ち合わせなどで外出の予定が入ると
(恐ろしや~)と気合いをいれて、
日傘をさし、UVクリームを手や首にぬりたくって出掛けなければならない。

喜んでいるのは、家の観葉植物たちだ。
今年はまだクーラーを入れていないので昼間は亜熱帯のような状態!
植物の成長が著しい。夫が株分けした植物も、ニョキニョキと子株ができて、
アッという間に花が咲いた。すごい樹液だ!



パキラも、
樹液がとろ~りといい感じに沁みて出している。おそるべし植物の力!
鉢植えのバジルも、おいしそうな色になった。
(ジュノベーゼのパスタを早く食べたい)



三つ葉も、ミニトマトも元気もりもり!
成長中である。



夏になると、フルーツやみずみずしい野菜をいっそう食べたくなる。
朝からサラダ!そしてフルーツだ!
昨日は「あら川の桃」を。
今日は、台湾産のアップルマンゴー(宮崎産は高いので)を食べた。
体がビタミンを欲しがっているのだ。足りない分は、
KIRINの「48種類の濃い野菜と果物(飲みやすいバージョン)」を飲む。

さて、最近の仕事はちょこちょこの、小さな定期モノのほかに
滋賀のクライアント&デザイナーさんと一緒に、
滋賀の小冊子の企画編集と某社(大手流通企業)の
販促ツールづくりをお手伝いしている。


打ち合わせは、JRに乗ってそれからデザイナーさんの車に乗り換え、
片道1時間半。
ちょっとした小旅行気分である。
私は新幹線や飛行機だけでなく、乗り物が好きなので、一興に構わない。
本がいくらでも読めるし、車窓から流れる風景をみるのも大好きだから。

そして打ち合わせ。
全員、勿論だが滋賀のスタッフ人に囲まれている。


私はいつも思うのだが、滋賀人たちは滋賀をこよなく愛しておられる。
これは誰に聞いてもそう!これまで仕事で知り合った人(数名)も、
滋賀より良いところはないと必ず絶賛される。

そして、滋賀人たちは、滋賀の町内会のイベントや祭り事にめらめらと燃える!
生き甲斐といってもいいくらいだ。
琵琶湖の湖畔を愛し、滋賀でとれたお米を愛し、ふなずしを愛し、
滋賀の産物をこよなく愛する。
滋賀の画家や陶芸家の方々もお話を聞くと、近江の自然の雄大さを切々と
感慨深くお話になるのである。


高島の棚田といい、朽木村の街道沿いといい、
確かに近江の自然は自慢して当然だ。
それに台風も影響が少なく気候風土がよいらしい。
日本の原風景がしっかりと生命をもち輝いているのだという。


比叡山の麓の坂本という小さな町に幼年から暮らしていた友人(今はご近所)、
草津に、彦根に、大津に、雄琴に、
滋賀人の知り合いがなぜか昨今増える一方である。

滋賀のジモピーたちは仕事の打ち合わせ中でも、
県内の話題で一日一回は盛り上がる。
そして、そして仕事の後で、地元の観光地を案内してくれるのだ。

そして、「滋賀はいいところですね~」というと、ものすごく目をキラキラさせ、
あったかい人柄がさらに、あったかくなる。
(滋賀県民(近江商人)は仕事も生活もとても大事にされている)。
今度、河内の風穴という洞窟も、案内してくれるのだという。


先日も、仕事の後で立ち寄ったのは、
日牟禮八幡宮の杜近くにある、日牟禮ヴィレッジ たねやとクラブハリエ。







出来たてのバームクーヘンはおいしいし、
夕方には雨が斜めの細い糸のように降り注ぎ、
リゾート感満点といった風であった。

京都、奈良、神戸よりも。
私は本当をいえば、滋賀をまだよく知らない。
ただひとつだけ気付いたのは、な~んにもない田舎道や平凡な風景のなかに、突如として現れる大都会を凌ぐハイカラなカフェや雑貨店、商売の家だ。
あの驚きといったらない。和菓子でいえばクラブハリエも叶 匠壽庵も、大阪や東京にだって負けてない。一流だ。
滋賀には本物がひそんでいるのか!

今年はますます滋賀にはまりそうな、そんな予感がするこの頃…。