月の晩にひらく「アンデルの手帖」

writer みつながかずみ が綴る、今日をもう一度愉しむショートショート!「きょうという奇蹟で一年はできている」

コーポレートサイトのコピーワークを開始

2020-11-06 00:10:00 | コロナ禍日記 2020






 ある日。7月28日(火曜日)晴れ

 

 朝7時に起きる。軽いヨガ、瞑想5分。

 

 昨日の続きの原稿を1時間15分くらい書く。シャワーをあびて、家を出た。コロナの感染者も日々増加。ちょうど初夏の頃を思わせる不穏で重たい感じだ。そう思いスマートフォンのニュースを見ていると、電車の左隣の中年女性が、カバンからコンパクトを出し、パフで眉の下や頬を中心にファンデーションを塗り、眉を整えて、ビューラーでまつげをあげて……、口紅をひき……とイチから化粧を始める。

 わたしは、文庫本で顔を隠しながら、アイスティーを入れてきた水筒を飲む。結局、本はあまり読めず、人と風景をみて終わった。30分の道のりだった。

 

 いつもの癖で、最寄り駅の売店でオロナミンCを買う。アイスティーまだあったのに。

 

 東三国で下車。某企業の社長インタビュー80分。終わって次号の冊子の打ち合わせを20分。

 「そうだ。8月は淡路島のリゾートマンションでこのインタビューの続きをお願いできないだろうか」、と社長に言われる。おいしい淡路牛をごちそうするよ、ディレクター氏も皆で泊まればいいと……。(そうはいってもわたしは女性なんです。わー! うれしいとは言えないのです)精気みなぎる社長。このひとは、いつも明るく旺盛だ、元気でいない時をみたことがない。豪快といったほうがいいのだろう。

 社長のインタビュー記事などを別の雑誌でも毎号聞きとりするが、企業の社長たるもの、後ろ向きな考えや保守的路線はなく、常に現状打破するなにかを、みつめ考えて、取りに行くタイプの人が多いな、と思い知る。やり方はそれぞれだが、表情の薄い顔をしている社長を少なくともわたしは知らない。まあインタビューされるのだから、あえてそういう体勢に持っていくのだろうとも思う。企業の顔、アピールするチャンスだものね。まぁ、きょうも元気な気を授かった。

 

 大阪で、無印良品でオーガニックコットンの肌着を、2枚買う。

 食のセレクトショップ「DEAN & DELUCA」でまた松浦弥太郎氏のグラノーラ、プレーンと抹茶を購入。その足で紀伊國屋に立ち寄り、早々に帰宅。

 

 3日後に提出がせまっているコピーワークの案件にかかる。

食品メーカーのコーポレートサイトの全コピーだが、いきなり難航。コンセプトがわかっているようで、わからない。オリエンもなければ、資料だけをもらってのコピーワークなので、考えあぐねる。表現の仕方は無数にある。言葉も、どうなりでもいえる。正解はない。

ただ、この企業に一番しっくりあう言葉。そう、おそらく、そういって欲しかったという……言葉を探さなければならない。考えるのでなく、「探す」のだ。いまからリニューアルするのだから。このチャンスに新しいなにかを発信しなければならない。うーむ、という間に時間がどんどん過ぎる。

 

 夕ご飯は、きょうはひとりで。モモステーキ用肉(豚肉)をつかってのゴーヤチャンプル(ゴーヤ、きくらげ、玉子入り)。フードホールさんのおとうふ。キムチ。お味噌汁。

 

 夕食後も机に座る。12時半に就寝。

 

 



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