緑萌え、風香る5月!
ゴールデンウィークは1日だけ仕事場を離れて、実家に帰省。
母、私、娘、夫と久しぶりに全員集合で兵庫の北(豊岡市竹野町)まで「床瀬そば」を食べにいきました。
道中には、カエルのコーラスが聞こえる田や畑の畝、
山々をいくつも超えて、沢山曲がりくねって辿り着きます。
今年も訪れたのは、「三椒庵」。
清流三椒川のほとりで田舎風の囲炉裏料理が味わえます。
農家の一軒家風の玄関を入ると、4つの囲炉裏を囲んで黒く光る板間。
開け放した窓からは、雨あがりの緑滴る心地よい風と緑の宝庫。
それらが床緑となって反射して、素晴らしーーい。あーー天国。
田舎はいいなぁとしみじみと思います。
山間から、ちょろちょろと流れる滝。
小さな石コロを転がしながら流れるせせらぎは、清流・山椒川。
葉を裏表にヒラヒラとひるがえしながら、山菜や蓬やアザミ、小さな野花も。
カエルの声に、カジカの鳴き声。
5月の自然は、名も知らない小さな生物や虫の息吹が初夏の温められた空気の中には満ちあふれていて、それが良いものだなーーと。
心から嬉しくなるのです。
囲炉裏の炭火では、
地元の原木椎茸に、若鶏の松葉肉(鶏の鎖骨部分の肉)、
ヤマメや手作りコンニャクなどをいただきました。
松葉肉は、身がしっかりと締まって味が濃いんです。
逆さにした原木椎茸は、火で温められると天然の滴の汗をポツンとかき始めるので、
それを目で確認するとすかさず、お醤油を1滴!
風味は松茸以上にかぐわしいものです。
締めは、床瀬の湧き水のみで作るという十割そばと香住鶴の冷酒。
これが、喉ごし爽やかで、存在感のある和蕎麦の風味。
お料理もおいしかったけれど、
囲炉裏の床に座っているのは。母と娘。夫と家族水いらずの笑顔があったのが
何より貴重に思えた休日なのでした。
緑がとても美しい~。
季節を五感で味わう…良いですね!
カエルのコーラス、私もなぜかほっこりしてしまいます(笑)
今めちゃくちゃどこかに行きたい心境です。