6月20日(土曜日)
朝7時におきて、ベランダにヨガマットをしいてヨガと瞑想10分。
シャワーをして、8時40分に家を出る。JRから神鉄電車に乗り換えて北鈴蘭台まで。待ち合わせ時間の10時に到着したらすでにYちゃんは来ていて、森林公園行きのバス停で順番待ち、私をみつけて手を振ってくれる。合流し、神戸市立森林植物園まで無料のバスで行く。
入り口から、まるい葉っぱの広葉樹や杉、松などいろんな木々に迎えられる。入り口のところで、森のカフェ「ルピック」で、弓削牧場のソフトクリームとシフォンケーキを購入。
午前10時30分。あじさい坂をくだり、あじさい園まで写真をとりながら歩く。Yちゃんとしゃべりながら笑いながら、森をいく。
森のなかに、沸き立つように開くあじさい。緑を借景に、ぽっかりと紫、水色、赤、それらが幾重にもバリエーション豊かに。どちらをみても美しい。水色の花が多いせいだろうか、それとも6月にみることが多い花のせいか、しみじみと、水の似合う花よ。
シチダンカ、ヒメアジサイ、コアジサイ、ガクアジサイ、蔓アジサイ……、ぽこぽこ浮かぶ。かわいい小花。
あじさい園から長谷池方面へ。ここは、ピンクの睡蓮が、今、ひらいたという清純さで浮かんでいた。
長谷池の周囲をぐるっと半周し、北へむいて睡蓮をみる。睡蓮の池を包む、揺れる木々と深緑のグラデーションに見惚れる。風と光と土、人々とが葉っぱの饗宴をすり抜ける。
このあと、シアトルの森、ブリスベーンの森、香りの道へ行き、高低差のある山をのぼり、ふうふうと息を切らせて、リガの森、天津の森、あじさい園までもどってきた。約2時間半のコースだ。
たくさん歩いているのに、森の散歩は空気がよくてちっとも辛くない、たのしくていくらでも歩けてしまう。ヨーロッパの小説や童話などでは、森を歩く場面がたくさん出てくるが、こんな遊歩道が整備された森を歩けるのは、幸せなことだ。
Yちゃんも健脚。コロナ後の家族での生活ぶりや、職場での奮闘と気くばりについて、お孫さんの話題をたくさん聞かせてくれた。高校からのおつきあいだが、こうして歩いていると、当時のままの気のおけない関係である。
正面入り口までもどり、西洋あじさい園、メタセコイア並木まで行って、Uターン。
それから市内バスで三宮まで40分。満員バスの中、立ったままで、六甲山道の激しいカーブをぐるぐると目がまわりそうになりながら山を下っていった。
さて。久しぶりの三宮・元町。トアロードからすぐの「良友酒家」でランチ。
Yちゃん「なにをたべてもおいしい。たべやすくていくらでも入る」と上機嫌。わたしは、40分のバスがたたり、絶好調の胃袋ではないが、満足していただいた。
その後は、北野ホテル、生田神社で御朱印を書いてもらい、元町商店街を少し歩き、リネンと香りの店「フランジュール」に立ち寄る。最後のおしゃべりは、マリアージュフレールでのティータイム。この日はインペリアルアッサムで。高貴な香りのたつお茶を飲みながら、2階のやや高い位置にあるガラス越しから、大勢の人々が往来する姿をながめる。
コロナ禍からしばし解放され、だれもかれも、たくさんしゃべって楽しそうにみえた。満席だったので、少し感染が気になりながら、家路へ。
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