旅先で出会った忘れられない味というのは、帰路に着いてからも、そして年月がたっても、
いつまでも舌が覚えていたりするもの。
一昨日は、パリの5つ星ホテル「アラン・デュカス・オ・プラザ・アテネ」の朝食に登場するメニューの中から
「ショコラティーヌ」「ガトー・バスク」の作り方を習ってきました。
友達がぜひとも参加したいイベントがあるの!と、メールで誘ってくれたのですが、
思い切ってご一緒させてもらって、ホントに幸運でした。
「ADPA(アーデーペーアー、アラン・デュカス氏の本丸ともいえるレストラン)」の朝食は、
41ユーロ(5800円)~。高い!
そのお値打ちを再現するこのお菓子教室。
「プラザ・アテネのショコラティーヌを教えられるのは、日本でここだけ」とのこと。
これは価値ある~。
(拝借写真です)
教えてもらったのは、ル・コントワール・ド・ブノワの若武者パティシエ、
波多江篤氏(左は総料理長の上野宗士氏)です。
お菓子教室といってもレストラン内の厨房に侵入し、
パティシエの目前&直伝で作り方を習うのですから、非常に興味深い。
ショコラティーヌは、強力粉と全卵、牛乳、グラニュー糖、生イーストからなるブリオッシュ生地を重ねて焼き上げ、最後に
生クリーム、水、グラニュー糖、水あめ+チョコレート・ジャンドゥージャのクリームをおしりの部分から入れる。
シンプルな行程。
だからこそ、手抜きのない行程だったり、厳選素材だったりがキラリと光る。
ほら、このとおり。かわいいどんぐり帽子をかぶったコロンとした姿。
小さくてカワイイ!!
お味は、パン生地みたいなサックリとしたビスケットのなかから飛び出してくる、
ジャンドゥージャのクリームが最高。
しっかりと濃厚なんだけど、上品。
チョコはヘーゼルナッツの風味に近いのかな。
フランス菓子はシンプルだけど香り高い。これらを、光の中のダイニングまたはテラスでカフェオレとともに
いただけたら、と思うとなんとも
たまんない!
もう1品のガトーバスクも、やはり、クリームの勝利!!
アーモンドパウダー入りの固め生地に、バニラビーンズとレモンのカスタードクリームが美味でした。
このあと、ランチタイムでの大忙しの厨房を望みながら、お食事タイム。
この日のメニューは
小さな前菜
ポテブイヨンと色とりどりの野菜 トリュフ風味
スズキのポワレ ビーツと葉タマネギのソティー
苺とピスタチオのヴァシュラン。
紅茶、お菓子。
いつものレストラン内とは雰囲気も違って
お菓子好きな有閑マダムたちといただくのも新鮮。
毎月参加する女性グループもいたりして、人間観察をするものまた一興。
しかも、菓子教室のお土産付き!
焼き上がったばかりの「ショコラティーヌ」「ガトー・バスク」のほかに、
1月のお菓子で定番の「ガレット・デ・ロワ」が1ホール。
お愉しみは帰ってからも続くのであります。
そして。ラッキーな人にはもれなく、ケーキのなかから、青い馬のフェーブ1万円のお食事券(1名様)が入っているというプレゼント付き。
スイーツファンにはたまらないお年玉イベントでした。
デザインも洗練されていて、
甘いもの好きな私は目がありません!
見ているだけでもこちらまで伝わってきます!
良かったねっ!☆☆☆
お土産のケーキ、ティータイムに昨日までいただきました。スイーツがさりげなく、いつも用意されている、という至福!
ネットで材料を購入して、さ、いつ再現できるでしょーか、笑