月の晩にひらく「アンデルの手帖」

writer みつながかずみ が綴る、今日をもう一度愉しむショートショート!「きょうという奇蹟で一年はできている」

術後3カ月検診 卵巣は良好なり!

2012-09-21 17:52:54 | 腹腔鏡下 子宮全摘術


19日(水曜日)は腹腔鏡下子宮全摘出手術から3カ月後の、定期検診となった。

西梅田の大阪中央病院へ。
3階の受付へ診察券を出した後で、いつものように婦人科へまわる。

横に椅子を並べた待合室では、20人ほど。
顔見知りは一人もいなかったが、それでもここは手術適応の人以外は基本的に診察してもらえない仕組みになっているので、「同士!」という親近感をもって、周囲を見渡す。

この日は1診が佐伯愛先生、2診が大野木先生の担当であった。

「◎◎さん1診にお入り下さい!」とその医師自らが担当患者の名前を呼ぶシステムだ。
声の調子や咳払いなど、それぞれの医師の人柄が感じられて、実に好ましい。

1診に呼ばれて、部屋に入る。
「さあ、診察して何も異常がなければ、今日で最後ですね」と佐伯先生。

まず機械を膣からいれて、内部をゆっくりと広げて軽く診察した後で、もう一度超音波をいれて一つ一つ丁寧に診察してくださる。
前回は加えて、腎臓の働きまで診てくださった。

「傷口はきれいになっていますね。それからあとは、はい、全体にきれいですね。
はい、問題ないでしょう」。

「ありがとうございます」とカーテン越しに返事。

「ああ、こちらのモニターで見えますか?こちらが卵巣です。
ちゃんと働いてくれているみたいですよ!
子宮がなくて更年期症状が出てくると収縮して小さくなってくるのですが、
ごく普通の大きさですね。よかったですね。はい。いいでしょう」。

「本当ですか?」と思わず聞いた私は、
この時どこからともなくエネルギーを注入されたように、
頬がパッとバラ色になったと思う。それくらいビックリして、嬉しかった!

モニターには、小さな玉子のような卵巣が映し出されていて、
子宮もないのに毎月排卵し、ほんの微量でも女性ホルモンを分泌しているのかと思うと、
いじらしいやら。申し訳ないやらである。

診察を終えると、佐伯先生自身もうれしそうに、
「もうどこも悪くない方は診察することができませんので、
あとは1年後に検診なさってください」。
そして、子宮ガンのリスクは少ないが、卵巣の病気は、知らぬ間に進行する恐れがあるので、
1年ごとに検診するように薦められる。

「もし、更年期症状のようなほてりとかが出てきた場合には、
女性ホルモンを注入することができますので、試しにされても、もう問題はないですよ。
子宮筋腫がある方は成長をうながしてしまうのでオススメできないのですが、もう大丈夫よ。まあ、あなたの場合には問題ないと思われますが、
もし気になる症状がある場合には、試しに補ってみられてもいいですし、
おそらく10年くらい元気に頑張ってお仕事できまるでしょう」と先生。

素晴らしい励ましの言葉と丁寧な対応。佐伯先生は心もこもった診察をしてくださる。

そのあと、いくつかの質問をして、
大阪中央病院の外来を後にする。



今日は大阪中央病院前とダイワハウスのポケットパークで、記念撮影。




隣のスターバックスコーヒーで、バナナパンケーキとラテをオーダーして、
この晴れやかな空気感と、健やかな秋の風を愉しみながら、ランチタイム。



ビジネスマンやOLの憩いのポケットパーク。
ここならコーヒーを買って文庫本を読むのも気持ちいいだろうな。

それから大丸で買い物して、
大阪駅から1泊の「取材旅行」へ出掛けた!
張り切って、満ち足りた心地の中で!


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