月の晩にひらく「アンデルの手帖」

writer みつながかずみ が綴る、今日をもう一度愉しむショートショート!「きょうという奇蹟で一年はできている」

仕事はじぶんを作る

2012-09-02 23:07:31 | 執筆のおしごと(主な執筆原稿、最近の公開できるもの記録)


なぜ私の家では風が吹けば打ち寄せる「波」を連想してしまうのだろうか。
今日、その答えがみつかった。
それは仕事場の西側に面して立っている大きな1本の木。

3階を飛び越えて、空まで届きそうに枝葉を延ばして、
窓の光景を飾ってくれているのだが、風がふくたびに、
さわさわと激しく音をたてることに気がついた。

小さな葉っぱが細かく揺れて、木々の心肝までつたわる。
揺れは、規則正しく、凪のようだ。
さわさわさわ、と思っていたら、
ザザーッーと波の音。
自然って、気持ちいいなあと改めて思う。

さて、金曜日に、ブルームーンをみて心を浄化できたのか、
週末は仕事が順調に進んでいる。

仕事は、私をいちばん成長させるのかもしれない。
精神が強くなる、ね。

弱い心、迷いのある心、
自信がないと、どんな言葉も紡ぎだすことはできない。

心の芯をシャンともって、
何が正しいのか、何を伝えることが自分の役割なのか、
どこをポイントにして述べることが自分らしい視点なのかと考えてから
それらを言葉にしていく。

モノを書く仕事。
日常の暮らしだけでは得られないものを、いつも学ばせてもらう。

たとえば、今日の対談も。
元松下電器産業(株)人材開発センター営業研究所所長(現パナソニック)
をインタビューした対談記事だか、
松下幸之助氏の商いのこころをいろいろ教えていただいた。

「成功とは成功するまでやり続けることや、途中で止めたら失敗や」。

松下幸之助は夜寝るのを毎日1時間遅らせて、今日一日失敗したことを反省し、
その原因を1,2、3と書き…。
同じように今日を振り返って成功したこと、上手くいったことも
1、2、3,とつけ、何十年も毎日反省を続け、即、軌道修正したそうである。

そして、商いの原点はお役立ちのこころ。社会への貢献。

朝考えて、昼行動して、夜反省する。
わかったことも、行動しなければ、何もならない。
「まずやってみなはれ」。

わかったこと、発見もみなじきに忘れてしまう。
「忘れないようにするなら行動して体で覚えるほかはない」と話されていたという。
さすが深い。先人のことばである。

彼は、素直な心を死ぬまで追求した人。
素直さとは、何から何までハイハイと逆らわないのではなく
何が正しいのかを考え、相手が間違っていたら
「間違っていると違いますかというのも素直な心。こだわらない、
とらわれない、こだわらない。これが素直な心。

・相手の身になり考える。
・美しいものを美しいと感じる
・朝起きると自分の志がある
・わかりあえる人がいる。
・相応に、ほどほどにお金がある。
・自分が足りていると、しあわせを感じられる。
・感謝、ありがとうでいきることが素直さの実践であるという。

仕事をすることで、視界はほんの少しだけ広がるのがうれしい!
仕事は大事。仕事はじぶんをつくる。


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