金華山
巳歳御縁年大祭が開催される3月18日、金華山へいって参りました。
出発前日の夜に船会社の方から
「明日は海が荒れるので、船を朝7時に出します」
との連絡が入りました。
それも必ず船が出せる保障はなく、船長の予想だと出せない確率が高いとか。。。
御神事も時間が繰り上がり、8時から始まると告げられました。
前日から島へ渡った方々は、翌日に帰れない覚悟をして海を渡ったそうです。
え~~!!
そんなに大変なことになっていたの~~!
これは、ダメもとで鮎川まで行ってみるしかない。
海を渡って金華山まで行けるか、自分の運にかけることにしました。
自宅を早朝に出発。
いや~、石巻は遠かった。
船着き場の鮎川は、さらに遠かったです。
災害の後がまだ残る道をひたすら走り、なんとか10分遅れで到着。
暴風雨警報が出ているなか、船は出港できることになりました。
波が高くなったら、御神事の最中でも船が出せるうちに帰ることになりますが。。。
いよいよ、宮城のテレビクルーと一緒に船で出発。
鮎川・金華山の船着き場は、残念ながら復興とは程遠い状況でした。
何枚か写真を撮ってきたので、様子だけでも伝われば・・と思います。
金華山の神社の参道も地震の爪痕が残っているものの、被害は最小限の様子です。
御神事は、太鼓・雅楽の音色とともに始まりました。
巫女の弥栄の舞は、鈴の音を奏でながらの優雅な舞で、
雅楽の音色と相まって素晴らしかったです。
12年に1度の御本殿の御開帳のときは、さすがにワクワクしましたね。
御参拝している方々は皆さん下から見上げるように、覗き込んでいましたよ~。
御本殿の扉が本当に素晴らしい彫り物でした。
木目が鱗のように見える龍の彫り物で、思わず目を奪われてしまいましたね。
本当にスゴイ彫り物です!!
写真だと、その感動が伝えにくいのが残念です~。
帰りの船着き場は変更したものの、全て滞りなく終えることができました。
また機会があれば、訪れてみようと思います。
言葉にはうまく表現できないですが、貴重な1日を過ごしました。
つながっていること、見守られていることに、感謝いたします。