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雑感 独り善がり

日々の思いや怒りを自分勝手な考えで綴る

中国の失独家庭の記事を読んで

2016-05-28 21:19:19 | 社会

昨日、中国の『失独家庭』という記事を読んだ。
中国では何十年もの間、一人っ子政策と言うものがあったとことは知っていたが、それが今大変な問題になっているんだ
そうだ。
『失独家庭』というのはたった一人の子供を亡くした親・家庭のことを言うそうだ。
そして彼らは失独者になり、自分たちを養ってくれる人を失ったと。
自分で身の回りのことが出来なくなった時、誰が面倒をみてくれるのか?と政府に訴えているのだ。
政府は一人っ子政策を守れば老後の面倒をみると約束したらしい。
それなのに約束を果たしていないばかりかそういう人たちのデモ活動も阻んでいると。
将来が不安で仕方ないと。

この記事を読んで色々考えたし思ったわ。
先ず、日本と中国とでは親子の関係が違うだろうね。
日本も昔は子どもが結婚してもどの子かが親と同居し、ずっと一緒に家庭を営み、親が歳を取れば子どもが世話をし
面倒を見、そして見送る。
そんな時代もあった。
でも今は違う。
親の多くは、自分の老後の面倒を子供にみてもらおうと思わないだろう。
特に都会でそれぞれ別の家庭を持っている親子なら尚更だ。
田舎(差別用語では無いよ、ある意味羨望もあって言っている)にはまだ、親子同居して皆で大勢で仲良く
暮らしている親子も居るが、そういう人たちでも最後の最後まで自分たちですべての面倒を・・と言うのは
正直大変だろうし施設もたまには利用もするだろう。

昔、将来老後の面倒を見てもらう為に子供を作り育てる と言った人が居て、私はひっくり返りそうになったことがある。
えええ~っ!!!?そういう理由で子供を作るっ???と耳を疑ったわ。
軽蔑したけど。

中国と日本、個人の考えだけでなく、国の考え・施策政策、色々違うだろうから、そう思う中国の失独者たちを
おかしいと責めることは出来ないね。
日本の、老後の面倒を子供にみてもらおうなんて思って無いと言う人たちのほとんどは、おそらく子供に苦労を掛けたく
ない・しんどい思いさせたくない と言う意識からなのではないだろうか?
まあ本気で子供に世話になりたくないと思っている人も勿論居るだろう。
私なんかは歳取ってまで子供に気を遣いたくない・エラソーに言われてたまるもんかと言うのがある。
汚いねぇ・・・なんて言われた日にゃ、縁を切るわ!位に思っているけれど、でも正直自分がどんな風になるかは
分からないものね。あんまり大口叩いたらアカンか・・・。

だから中国の慣習で、子が親の老後をみるというのが当たり前の世界ならば、一人っ子を失った親は確かに不安だし
政府の言うことを聞いたのにと怒りの持って行き場が無いのだろうなと思う。
そんな、子供を持つ数まで国が干渉すること自体おかしいし、そういうことが平気で国策として強制されていたと
言うこと自体が、いかに中国が自由の無い文化度の低い国であるかと言うことの証だ。
軍事力ばっかり磨いてさ。中身がさっぱりですよ。
まあ民主主義自体が無いのだから。

ただね、子供は老後の面倒を見てもらう為に作るものでは無いと思うのだけれど。
そして例え一人っ子であろうと何人子供が居ようと、どんなにたくさん子どもを持っていようと
子どもを亡くした親の悲しみは同じだと思う。多い少ないの数の問題じゃない と思う。
その子の代わりは居ないんだもの。
悲しみは万国共通。


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