老化より太るより”劣化”がアカンと気が付いた日

一昨日、前の会社の会長のご葬儀に参列した。

年末ギリギリで仕事の予定が狂ったが、行かない選択肢はない。

今の会社からは弔電と供花。私は個人的な参列。社長からは『よろしくお伝えして』と伝言預かる。

時間に余裕を持って出掛け早目に葬儀場に着き、エレベーターで東京営業所からの人たちに会う。

前日移動で泊まったらしい。男性1人、あまりに太ってて最初誰か判らなかった💧

 

会場のフロアで本社の人・大阪営業所の人何人かと挨拶交わす。

社長がそこに居るのが分かり、目で挨拶の後近寄りちゃんとご挨拶。お互い何とも言えない思い。

私は亡くなった会長にはお世話になったが、最終的に辞めざるを得なかったのは社長でしょと

思っているが、まあもうそんなことは今更どうでも良いことだわね。済んだことだ。

『顔を見てやって』と言われ、引き連れられてお顔を拝む。確かに私の知っている4年半前よりは

少し痩せられて老けられたわねと思ったが、それも当然のことと言えば当然だ。

胸が詰まる思い。奥様を先に亡くされて、晩年どんな思いで過ごされて来たのかなと少しお気の毒な

思いもしていたが、そうでは無かったかも知れない。他人の私には知る由もない。

豪快なお人柄だけど寂しがり屋だったよね。

いっときより規制が緩くなったとはいえ、まだコロナ禍。そう言うところに配慮しながらも

立派で盛大なご葬儀だった。会長のお人柄が偲ばれる。

霊柩車が出る時に社員の1人が『会長っ！ありがとうございましたっ！』と叫んで、又皆涙。

 

全社員参列で、ほとんどの人と挨拶し懐かしくもあった。私の天敵だった人も、向こうから声を

掛けてくれた。”天敵だった”けど、もう会社辞めてるんだからね。よくいじめられたわ。

グループ各社からも数人ずつ参列していて、本当に懐かしい人らとも挨拶。さながら同窓会。

何人かに言われたこと。

『食事行こう』⇒挨拶代わりのそう言うセリフは聞き飽きている。本気でそう思ってるなら、

　あなたから声を掛けて下さいね。実際『ではご連絡お待ちしています』と返事。

『ちょっと太った？』⇒はいはい太りましたよ。でもそう言うあなたもお太りに。

以前より痩せたと思った人は1人だけ。彼女はジムに行っているそうな。それ以外ほとんどの人は

おしなべて太っていた。もしかしたら私以上の太りかただよ。ハンパなく膨れている人も居た。

そしてそして・・・それより何より思ったこと。”劣化”してないか？ということだった。

私より若い人がほとんどなんだけど・・・。

 

そんな風に思ったのは初めてだったので、自分も意外だったのだけれど、そこで私は気が付いた！

そうだ、太るより、老化するより、劣化する方がイヤだわと言うこと。

老化してもそれは自然の成り行きだし、激太りはともかく少々の太り方はまだ愛嬌がある。

老化しようが太ろうが、元気で溌溂としていればまだマシじゃない？

でも劣化はアカンわねぇ。生気が無いように感じられるもの。

そう言えばグループの某会社の社長夫人（皆一族で親戚だから親族として参列）元気が無かった。

スラっと背が高く細身で、いつもお洒落で上品でお優しくて細やかなお心遣いで、さすが

ハイソなお家柄といつもお見受けしていたのだけれど、何だかくたびれていらした感じ。

らしくない。何でだろ？と逆に心配。

 

社員は皆葬儀終了後、食事するからと私も誘われたが、いやいや私はもう社員じゃないし、

まだ仕事あるしで、さっさと帰路に。帰宅して速攻社長と業務にはお礼と簡単な報告。

疲れた。愛知県豊田市は天下のトヨタが在り車の街なので、公共機関使うと結構不便なのだ。

昨日、大阪営業所の仲の良い女子からメール。『ありがとうございました。みんなと、〇〇さん

元気で変わらないねと話してました。私らの方が疲れてるかも知れません』と。

おう、同じこと私も思ってたよ。いかに好きな仕事を好きな様にさせてもらえることが幸せかと

つくづく思う。今の会社に感謝。そして辞める時引き留めなかった前の会社の社長にも感謝かな。

今の会社の社長は昨日、葬儀の詳細報告と、仕事のことで怒ってる私に『又怒りをエネルギーに

代えて頑張って』と。うんうん、勿論ですよ。今の会社で私は幸せですよ。

みんなそれなりに元気で頑張ってね。次は楽しい時に又会おうね。ありがとう！