小栗上野介は幕末に大活躍した幕臣。あくまでも幕臣であることにこだわり、幕臣としての立場を堅持しながら様々な改革に着手した優秀な人材。
薩長に対しては徹底抗戦を主張し続けますが、徳川慶喜は勝海舟の言を受け入れ恭順謹慎を表明。上野介は新政府に捕縛され、そのあまりの英明さを恐れてか、逆賊の汚名を着せられ、斬首されます。
後に、大隈重信に「明治政府の政策は、小栗上野介の模倣に過ぎない」と言わしめたほどの傑物でした。
明治新政府の政策を実質的に推し進めたのは、旧幕臣であったというのは、大河ドラマ『天を衝く』でも描かれておりましたが、今回もまた「敗者」の視点から視た明治維新を描こうということかな。
いいね、こういう逆転させた視点から視る歴史って
好きよ。
小栗上野介といえば「徳川埋蔵金」でその名を聞いたことがある、という方もおられるでしょう。徳川将軍家の何万両もの軍資金を、勘定奉行だった小栗上野介が何処かに隠した!?
しかしこれも、明治新政府が小栗上野介の評判を貶めるために流した流言飛語の類いであると思われ、現実性は極めて低いと思われます。
実際、未だに発見されていませんものね。
タイトルに「逆賊」と付けるとは、ここ数年の大河は「攻めてる」ねえ。
くれぐれも『十一人の賊軍』のようなていたらくにならないよう、逆賊という言葉に「深い」意味合いを込めていただきたい。
お願いしますよ。
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