
金曜ネタなしにつき歴史関連でも
読売新聞情報。
オーストリアの世界遺産・エッゲンベルク城で2006年に発見された豊臣期の大坂図屏風
部屋の壁に8枚の屏風が分離され壁画装飾として現存していた。
その屏風に描かれていたのは、豊臣秀吉が築いた初代大坂城や城下町、京都平等院鳳凰堂など
大坂夏の陣(1615年)で焼失する大坂を知る上でも例のない資料。
この屏風は、1600年代中期に作成され同時期にオランダ船にて欧州に輸出された物と推測させれる。
初代大坂城の天守の様子、本丸玄関口に架かる極楽橋唐門(現琵琶湖竹生島神社唐門と推測)の様子などなどそこに描かれたそれぞれの様が貴重な資料となろう屏風である。
注目は、住吉大社
堺の町まで練り歩く夏祭りの様子がある。残念ながらその画には地車らしい絵はなく、神輿とその前に行く花車らしい絵に獅子舞のみ
まだ秀吉歿前後(1596年)には地車形態の山車はないよう。
のちの船地車の形態となったとされる川船鳳凰丸も描かれている。
住吉大社前祭り神輿


鳳凰丸

屏風全体像

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