天主信長 「表」我こそ天下なり 上田秀人著
前回紹介しました。密封 奥右筆秘帳と同時購入
感想としましては、戦国ものとしては、つまらん。
本能寺の変を取り上げた内容ですが、結果を言ってしまいますが、
本能寺の変は、キリストの復活を模擬した。信長による策謀で明智光秀・豊臣(羽柴)秀吉・黒田官兵衛に秘策を伝え
光秀に襲わせ、信長は事前に脱出、秀吉には、信長復活を見届けさせる役目。(秀吉は辻 . . . 本文を読む
密封 奥右筆秘帳 上田秀人
2009年この書き下ろし時代小説がすごい!で1位をとった作品
上田作品の初読み
奥右筆組頭 立花併右衛門シリーズ 第1弾
現在このシリーズだけでも12話
1話読んだ感想・・・・
別に終了してもいいかなぁ・・・好みの問題ですが、一応話完結せず、次に続くのですが・・
主人公が事件に巻き込まれる背景がかなり無理くり感があるように感じるのですがまぁ良しとしましょ . . . 本文を読む
モンスター 百田尚樹
百田さん作品はお初。
高岡早紀主演で映画化された作品でもあります。映画・DVDとも見てません。
盛り上がりがなく面白味に欠けますが、特に苦もなく読めたかなぁ・・・
題名だけ見ると狂気的な物語も想像したのですが、簡単に言えば、整形ストーカー物語。
ありえないのですが、現実にありそのな物語。
お・使えると思った内容が、
項目 美の黄金比にて
「美しい顔というのは . . . 本文を読む
弾正の鷹 山本兼一
「下針」・「ふたつ玉」・「弾正の鷹」・「安土の草」・「倶尸羅」
5編からなる短編
すべて織田信長暗殺者の物語
それぞれの暗殺技が違い、男女の恋愛も絡めながらの傑作集です。
特に「安土の草」は、著者の代表作の一つでもある、「火天の城」番外編のような出来。
甲斐の忍び(草)として育てられた主人公が長年に渡り大工職人として生き、一人前の職人になって、暗殺者となるのです . . . 本文を読む
無双の花 葉室麟
筑後(現福岡県柳川市)柳河藩 初代藩主 戦国武将 立花 宗茂の話
関ヶ原の戦いで改易後、大名として復帰した武将は多くいるが、旧領に復帰した武将は宗茂ただ一人。
戦国時代の脇役ですが、その生い立ちより魅力的な武将のひとりであり。多くの作品に登場しますね。
本作では、西国無双と言われた立花宗茂が「立花の義は決して裏切らないこと」を公言し、最後は、その義を貫き通し花を咲かせ . . . 本文を読む
橘花抄(きっかしょう) 葉室麟
黒田官兵衛が嫡子長政を祖とする福岡藩=黒田藩の内紛を絡めたお話。
三代藩主光之からその次の代にまつわる嫡子問題
長男でなく三男を世子したあたりの藩内の内紛を家老・派閥を絡め、主人公を廃嫡された長男・綱之隠し種である娘、卯乃となってます。
実は、主人公は、光之が登用した外様家老立花重根とその弟だと思うのですが、少々藩主と家来の関係がややこしいのでヒロイン卯乃 . . . 本文を読む
天上紅蓮 (てんじょうぐれん) 渡辺淳一
完全に表紙絵コレクションにて購入
この龍の絵は、加山又造作 「墨龍」 山梨県 身延山久遠寺大本堂天井画であります。
1984年の作品
スプレーによるたらしこみと洗い出しという斬新な技法を用い、120㎡という巨大な金箔地に、琳派を思わす波、雲、そして龍そのものが姿を現わしているそうです。
私は、現物を見ていませんが・・・・この5本足とこの龍の顔ど . . . 本文を読む
宮本武蔵 加藤廣
一般的?なにを基準に一般と言っていいのかわかりませんが・・・
吉川英治が描いた武蔵像とは、異なりますね・・・・
戦国から江戸期に実在した剣豪(芸者)
断片の記録、伝説は残るが・・・実際の現実がどうだったのか?不明な人物でもあります。
佐々木小次郎との対決においても諸説あるようで・・・
今作品は、佐々木小次郎との対決にいたるあたりから武蔵の没までを残された史実を . . . 本文を読む
白鷹伝・戦国秘録 山本兼一
戦国時代覇者に仕えた鷹匠が主人公
何度も紹介してますので言うまでもなく作者の真骨頂・戦国時代の匠にスポットをあてた作品。
この本は、主人公の匠だけでなく、匠が作る作品が生き物であるため、その生き物=鷹にも感動。
伝説の白鷹「からくつわ」高度な知能をもった野生鳥を人に従わせ、一流の狩人の仕立てる様は、まさに感動もの。
主人公が仕えた主人のひとり織田信長を主に秀 . . . 本文を読む
乾山晩愁=尾形乾山
永徳翔天=狩野永徳
等伯慕影=長谷川等伯
雪信花匂=清原雪信
一蝶幻影=英一蝶
5人の戦国から江戸時代の絵師を描いた5編からなる小説
彫り物に興味ある方なら十中八九日本画・絵師にも興味大有りでしょうからお勧め作品。
小説ですからどうしても絵師である主人公の人物像、生い立ちが物語の中心。
絵そのものが出来上がる様は、ほぼ表現されていませんが、これは、いたしかたな . . . 本文を読む