織田信長の青年期を描いた作品
前半は、信長の父信秀を主人公に描くことにより信長の育った土壌より、はぐくまれた信長の思想を強く意識した作品。
世間一般に思われている信長感とは違う人物に描かれていると思います。
安部氏は、あとがきにて、織田家は、木曽川水運と伊勢湾海運を支配して巨大な利益を得ていた。信長の父信秀はその経済力を背景に今川義元や斉藤道三と何度も戦っている。
しかし信長の出世物語を . . . 本文を読む
苦し紛れの地車ネタ
大阪府吹田市西の庄町 泉殿宮 境内摂社 地車戎神社(吹田戎)
元宮本・西の庄地車
西宮戎神社の御祭神である蛭子大神を勧請し、当宮々域の西の方に奉斎していました。昭和35年に現在地に遷座し、宮元(西の庄町)に伝わる地車(天保年間建造)の寄進を受け社殿といたしました。以来、地車戎と親しまれ、福徳円満招福繁栄の守神として遠近の崇敬を集めています。(泉殿宮HPより)
彫刻 . . . 本文を読む
寝屋川市下神田 天台宗 護国山 法安寺
慶長年間・後水尾天皇(1611~1629)時、涅槃寺の及意上人が、当地に遊化された時、当村豪族・福井宗兵衛信近が、宗敬厚く上人の為、一堂を建立。
寛永年間・東叡山開創 慈眼大師が中興・天台宗に改め、護国山法安寺と改称。
当時は、七堂伽藍を備えた、美麗な大寺で京阪村信仰の中心となる。
元禄年間に火災に遭って、堂宇を焼失。
文政年間(1818~1829)に . . . 本文を読む
藤吉郎放浪記・安土城の幽霊・つくもなす物語 3篇からなる中篇歴史小説
副題にあるように「信長の棺」、さらに「秀吉の枷」「明智左馬之助の恋」と続いた「本能寺3部作」の外伝・異伝の意味合いが強い作品。
できれば、本能寺3部作を先に読むことすすめます。
骨董に興味がないことはないのですが、茶器はまったくちんぴんかんぷん。
小説に出てきますので「つくもなす」は言葉としては知ってましたが、姿かた . . . 本文を読む
三田市天神 三田天満宮 南嶽(なんがく)地車
旧町名南町 現三田町7番区・8番区所有地車
平成21年大屋根修理の際 棟札より
弘化3年(1846)制作
大工・三田 壽美屋利祐 他5名
彫師 曲り村 弥三良 徳三良
この地車の彫師は、以前より三田市藍本 新井弥三郎正次と推定しておりましたが、曲り村弥三良は、おそらくは、新井弥三郎正次推定通りと思われる。
しかしながら南嶽地車の彫からは . . . 本文を読む
大阪府和泉市大野町 大野山 子安 阿弥陀寺
今から1200有余年前、聖武天皇の御妃光明皇后が御産を悩まれているときに、当時和泉の国の行基に皇后御安産のための秘法を修めよと勅命を下される。
行基は、槇尾山の西南に当たる清浄の滝において三七日の間、水ごもりをとって安産の秘法を習得したところ、満願の日の天平11年(739年)3月15日(旧2月15日)の夜明けごろ、滝頭の大桜樹の上に光明が現れ、あた . . . 本文を読む
枚方市穂谷 三之宮神社 穂谷地車
枚方の端、京田辺市との境にある、三之宮神社境内 社殿内部にて保存。
三之宮神社は、慶長年間に大阪城の鬼門除けとして豊臣秀頼によって再興された神社である。
地車は、だいぶ以前より曳行はされていないよう。現在は、社殿内より解体しないと出ない状態にて保管。
社寺まいり過程で宮司に願い出て見せていただきました。
一屋根地車
泥台には彫刻なく幕式と推定
築 . . . 本文を読む
江戸期の職人を今まさに仕事をしているように描ける数少ない作家ですよね・・・・・・
もしかしたら唯一かも?
残念ながら故人なんですよね。ほんと残念でなりませんね。
そのうち彫師の世界も描いてくれるかと期待をひそかにしておりましたが・・・・
狂い咲き正宗 刀剣商ちょうじ屋光三郎
以前に絶賛しました。「いっしん虎鉄」これは、刀鍛冶の物語ですが、
今作品は、刀を売る目利きを主人公とした連作短 . . . 本文を読む
和歌山県伊都郡高野町高野山
高野山真言宗 別格本山 総持院
平安時代、久安年間弘法大師から二十八代目の山主、行恵総持坊の開基の古刹。
正塔院・龍城院・理性院を合併
その他詳細未調査
現本堂彫刻銘より昭和40年(1965年)築造か?
宿坊玄関 山門は、彫師より大正~昭和初期築造か?
山門
彫刻師 和泉彫 西川竹次郎利勝
ただ多少、竹次郎作とするには違和感ある彫物あり、これ . . . 本文を読む
加東市河高 住吉神社
神社詳細不詳 多サイトにて創立 永禄4年(1531)とあります。
その他に神社石造鳥居が県指定文化財
建立不詳も室町時代と推定される。
彫刻
本殿・拝殿にあり
拝殿 築造不詳 彫刻師 中井権次正胤
彫師より推定築造年代明治後半から大正年代か?
本殿
築造不詳 彫刻師不詳
江戸期と推定
拝殿彫刻
神功皇后 武内宿禰応神天皇を抱く . . . 本文を読む