昨日から、散々、恐れていたWBCのキャンプ騒動ですが、フタを開けて見れば、全く問題ありませんでした。
今回のWBC日本代表は、プロ野球ファンでなければ、それほど興味がわくメンバーではありません。
それに、前の記事の時点ではすっかり忘れていましたが、野球の練習は、雨だと室内になりますよね。
今日も、室内に変更になったようで、駐車場はいつもより車がありましたが、それほどではありませんでした。
鹿島の練習試合の方も、ゲームが始まる頃には、雨はほとんどあがっていました。
ピッチの状態も、水たまりがあるような訳ではなく、良好でした。
途中までは風もあまりなくて、寒くなかったので、助かりました。
十分、堪能しました。
鹿島の練習試合を見た後は、セレッソの練習会場に移動して、横浜FCとの練習試合を堪能しました。
そちらの方は、我々が着いた時には、おそらくレギュラー組の練習試合が終わる寸前で、控え組中心の2ゲーム目を90分間見ることが出来ました。
このゲーム、新井場がフル出場してくれて、楽しめました。
地元宮崎の方から話を伺ったり、その後、ガンバの練習会場に行ったり、広島の練習を見たり、しばらくは、ブログのネタに困らないと思います。
先に、訂正だけしておくと、広島の見学者は、(私の見た目では)昨年比で3倍はいました。
増えていないだなんて書いて、申し訳ありませんでした。
さて、肝心の鹿島の練習試合についてです。
今年は、45分ハーフで行われました。
セレーゾは、メインスタンド側とバックスタンド側を、蘭童を引き連れて行き来しながら、ピッチのすぐそばで、気になる選手に細かく指示を出していました。
全体的な印象としては、ここ3年見た中で、一番、良い出来だと思います。
もしくは、仕上がりが早いのか、どちらかですね。
他のクラブのキャンプを見ると、良く分かるのですが、鹿島は、キャンプ中の練習試合では、ガチなゲームはしません。
例年、ホンダロックにも、ある程度、やられそうなシーンがありますが、今日のゲームは、全くありませんでした。
強いてあげれば、後半の立ち上がりに、何本かシュートをされただけです。
しかし、これも、後半のメンバーは、実質的にはゲームの立ち上がりと同じなので、ホンダロックの選手とはエンジンのかかり具合が違っただけでしょう。
○前半
GK: 佐藤
DF: 伊東、昌子、植田、前野
MF: 本田、山村
MF: 中村、土居
FW: 本山、野沢
前半は、こんなメンバーで交替はありませんでした。
昨日の練習試合は若手中心だったのだと思いますが、若手は、スタンドから観戦していました。
練習試合では、得点はあまり重要ではありませんが、一応、経過を書いておきます。
最初の得点は、中にいた野沢と本山を飛び越しての伊東のクロスから、逆サイドの土居がゴールしました。
2点目は、本山のゴールへのパスのようなゴール。
3点目は、本山がためて、絶妙のスルーパスから野沢のゴールでした。
まあ、本山と野沢は、このメンバーでは別格でしょう。
45分限定なら、これくらいやれて当然ですね。
野沢の復帰は、やはり、大きいです。
昨年はほとんど見られなかった、中央で簡単にはたいて、サイドに展開するような攻撃が出来るようになりました。
気になる新加入の選手ですが、まずは、植田から。
植田は、半袖手袋なしでした。
前半で、一番気合が入っていた選手だったかもしれません。
体格は、このメンバーに入っても、全く負けていませんね。
ホンダロックの選手に、ガッツリ当たって、倒していました。
物怖じせずにプレーしていますし、新人らしい感じもありません。
意外と早く、公式戦に出場するかもしれませんね。
前野は、残念ながら見せ場はありませんでした。
ホンダロックの攻撃は右サイドに偏っていて、逆に、鹿島の方は伊東が上がりっぱなしという感じでしたから、仕方なかったかもしれません。
それと、左サイドは、土居と組まされていたので、中村と組んでいる右サイドの伊東とは違いますよね。
まだ、思い切ったプレーが出来ていないのかもしれません。
それでも、ボランチに本田と山村が入っていて、カバーの点を考えても、守備力は高かったんです。
もう少し、リスクをおかしたプレーをしても良かったと思います。
後半、中田が左SBをしていたんですが、この状況では、そうせざるを得ないと判断されても仕方ありませんね。
中村は、野沢と本山との連携は、もう少しかもしれません。
これは、実戦で深めるしかないんでしょうか。
ただ、この3人が絡む攻撃は面白いですよ。
昨年の鹿島にはなかったものが、見られました。
中村は、もっと、ドリブルが出来る選手なのではないでしょうか。
前野もそうですが、もう少し、自分中心のプレーが出来るようになると良いかもしれません。
本田は、結局、キャンプ最終日のゲームに、ちゃんと参加して、これでフルメニューをこなせたんでしょうか。
本田がプレー出来るというのは、大きな戦力アップだと思います。
佐藤は、ものすごくコーチングが出来るようになりましたね。
DFラインを中心にメンバーが若いですから、声をかけやすかったのもあるんでしょう。
残念ながら、守備そのものの見せ場がありませんでしたから、少し見たかったですね。
山村のボランチですが…。
少なくとも二回、とぼけたプレーをしてしまいました。
「ヤマ」と声がかかる時が多く、二回目のミスの時には、むちゃくちゃ怒られていました。
少なかったセットプレーは、野沢と前野が担当していました。
○後半
GK: ソガ
DF: 西、岩政、青木、中田
MF: 柴崎、小笠原
MF: 遠藤、ジュニーニョ
FW: 大迫、ダヴィ
後半も交替なしです。
こちらのメンバーの得点経過は、遠藤、大迫、ダヴィ、遠藤でした。
遠藤の1点目は、右足でした。
遠藤だったよと言ったら、それを信じない妻が、双眼鏡で確認するという何とも失礼な感じでした。
まあ、あのシュートなら、右でも決められるでしょう。
2点目は、左足でコースを狙ったきれいなシュートでした。
大迫とダヴィのFWの2人とジュニーニョが、ホンダロックと力が違い過ぎるので、個人の能力で突破出来てしまいます。
本山と野沢に加えて、中村がいた前半は、パス交換で守備を崩していましたが、後半はあまりそういうシーンはなかったかもしれません。
注目のダヴィですが、身体が重いようです。
45分でも、終盤、足が止まりました。
運動量がありませんし、シュートも、枠に行きません。
1点は取りましたが、あれは決めてくれないといけません。
今日は、本格的な練習試合で、競馬で言えば、本馬場で併せ馬の最終追い切りをしたようなものです。
この追い切りで仕上がってくれれば良いのですが、どうなんでしょう。
あと2週間あります。
それと、J1の対戦でどうか分かりませんが、ダヴィがいれば、何人か相手を引き付けることが出来るんですよね。
それはそれで、利用価値はあると思います。
フリーにすれば、得点するでしょうし、放ってはおけませんから。
次に注目の中田の左SBです。
これは、ジュニーニョとセットで書かないといけませんが、自分で動かずに、ジュニーニョを動かして、守備をしていました。
ジュニーニョも今年は好調で、下がって守備をしていても、上がって攻撃も出来るので、これは監督としては使いたくなると思います。
今年のジュニーニョは、違います。
中田の話に戻ると、最初に、中田がスローインを入れるのを見た時は新鮮でした。
ホンダロックの選手交替がどんな感じだったのか分からないのですが、相手の足が止まってからはさすがでした。
スルスルと前に上がってボールを受けたり、クロスを上げたり。
スピードはありませんが、ゲーム全体を見渡したり、相手の攻撃を読む能力は、間違いありませんから、スピードがなく、運動量がない、キープ力がないことを、周りがどこまでカバー出来るかでしょう。
何人かに囲まれてしまうと、ボールを簡単に失ってしまうので、あれは狙われると思います。
今日も、他のクラブがスカウンティングに来ていましたが、そう思われたと思います。
左SBを中田にするのなら、ジュニーニョと青木のカバーが必須です。
青木は、昨年の終盤からですが、すっかりCBらしくなりましたね。
岩政も、安心して組んでいられるでしょう。
運動量のあるCBですから、カバーの能力も高いですし。
長くなったので、ひとまず、これくらいにしておきます。
柴崎と小笠原のボランチは、前半の2人と比べると、安定感は抜群です。
大迫は、昨年はもう少しポストプレーが出来ていたように思いますが、これは真剣勝負でないと確認出来ないでしょうし。
今日プレーした22人の中から、ベンチ入りの18人が選ばれるのは、間違いないでしょう。
ただ、先発は、特に、攻撃陣の先発は悩むと思います。
後半のセットプレーは、遠藤だけが担当していました。
そのことを考えても、野沢は入れておきたくなるような気もします。
にほんブログ村
にほんブログ村
今回のWBC日本代表は、プロ野球ファンでなければ、それほど興味がわくメンバーではありません。
それに、前の記事の時点ではすっかり忘れていましたが、野球の練習は、雨だと室内になりますよね。
今日も、室内に変更になったようで、駐車場はいつもより車がありましたが、それほどではありませんでした。
鹿島の練習試合の方も、ゲームが始まる頃には、雨はほとんどあがっていました。
ピッチの状態も、水たまりがあるような訳ではなく、良好でした。
途中までは風もあまりなくて、寒くなかったので、助かりました。
十分、堪能しました。
鹿島の練習試合を見た後は、セレッソの練習会場に移動して、横浜FCとの練習試合を堪能しました。
そちらの方は、我々が着いた時には、おそらくレギュラー組の練習試合が終わる寸前で、控え組中心の2ゲーム目を90分間見ることが出来ました。
このゲーム、新井場がフル出場してくれて、楽しめました。
地元宮崎の方から話を伺ったり、その後、ガンバの練習会場に行ったり、広島の練習を見たり、しばらくは、ブログのネタに困らないと思います。
先に、訂正だけしておくと、広島の見学者は、(私の見た目では)昨年比で3倍はいました。
増えていないだなんて書いて、申し訳ありませんでした。
さて、肝心の鹿島の練習試合についてです。
今年は、45分ハーフで行われました。
セレーゾは、メインスタンド側とバックスタンド側を、蘭童を引き連れて行き来しながら、ピッチのすぐそばで、気になる選手に細かく指示を出していました。
全体的な印象としては、ここ3年見た中で、一番、良い出来だと思います。
もしくは、仕上がりが早いのか、どちらかですね。
他のクラブのキャンプを見ると、良く分かるのですが、鹿島は、キャンプ中の練習試合では、ガチなゲームはしません。
例年、ホンダロックにも、ある程度、やられそうなシーンがありますが、今日のゲームは、全くありませんでした。
強いてあげれば、後半の立ち上がりに、何本かシュートをされただけです。
しかし、これも、後半のメンバーは、実質的にはゲームの立ち上がりと同じなので、ホンダロックの選手とはエンジンのかかり具合が違っただけでしょう。
○前半
GK: 佐藤
DF: 伊東、昌子、植田、前野
MF: 本田、山村
MF: 中村、土居
FW: 本山、野沢
前半は、こんなメンバーで交替はありませんでした。
昨日の練習試合は若手中心だったのだと思いますが、若手は、スタンドから観戦していました。
練習試合では、得点はあまり重要ではありませんが、一応、経過を書いておきます。
最初の得点は、中にいた野沢と本山を飛び越しての伊東のクロスから、逆サイドの土居がゴールしました。
2点目は、本山のゴールへのパスのようなゴール。
3点目は、本山がためて、絶妙のスルーパスから野沢のゴールでした。
まあ、本山と野沢は、このメンバーでは別格でしょう。
45分限定なら、これくらいやれて当然ですね。
野沢の復帰は、やはり、大きいです。
昨年はほとんど見られなかった、中央で簡単にはたいて、サイドに展開するような攻撃が出来るようになりました。
気になる新加入の選手ですが、まずは、植田から。
植田は、半袖手袋なしでした。
前半で、一番気合が入っていた選手だったかもしれません。
体格は、このメンバーに入っても、全く負けていませんね。
ホンダロックの選手に、ガッツリ当たって、倒していました。
物怖じせずにプレーしていますし、新人らしい感じもありません。
意外と早く、公式戦に出場するかもしれませんね。
前野は、残念ながら見せ場はありませんでした。
ホンダロックの攻撃は右サイドに偏っていて、逆に、鹿島の方は伊東が上がりっぱなしという感じでしたから、仕方なかったかもしれません。
それと、左サイドは、土居と組まされていたので、中村と組んでいる右サイドの伊東とは違いますよね。
まだ、思い切ったプレーが出来ていないのかもしれません。
それでも、ボランチに本田と山村が入っていて、カバーの点を考えても、守備力は高かったんです。
もう少し、リスクをおかしたプレーをしても良かったと思います。
後半、中田が左SBをしていたんですが、この状況では、そうせざるを得ないと判断されても仕方ありませんね。
中村は、野沢と本山との連携は、もう少しかもしれません。
これは、実戦で深めるしかないんでしょうか。
ただ、この3人が絡む攻撃は面白いですよ。
昨年の鹿島にはなかったものが、見られました。
中村は、もっと、ドリブルが出来る選手なのではないでしょうか。
前野もそうですが、もう少し、自分中心のプレーが出来るようになると良いかもしれません。
本田は、結局、キャンプ最終日のゲームに、ちゃんと参加して、これでフルメニューをこなせたんでしょうか。
本田がプレー出来るというのは、大きな戦力アップだと思います。
佐藤は、ものすごくコーチングが出来るようになりましたね。
DFラインを中心にメンバーが若いですから、声をかけやすかったのもあるんでしょう。
残念ながら、守備そのものの見せ場がありませんでしたから、少し見たかったですね。
山村のボランチですが…。
少なくとも二回、とぼけたプレーをしてしまいました。
「ヤマ」と声がかかる時が多く、二回目のミスの時には、むちゃくちゃ怒られていました。
少なかったセットプレーは、野沢と前野が担当していました。
○後半
GK: ソガ
DF: 西、岩政、青木、中田
MF: 柴崎、小笠原
MF: 遠藤、ジュニーニョ
FW: 大迫、ダヴィ
後半も交替なしです。
こちらのメンバーの得点経過は、遠藤、大迫、ダヴィ、遠藤でした。
遠藤の1点目は、右足でした。
遠藤だったよと言ったら、それを信じない妻が、双眼鏡で確認するという何とも失礼な感じでした。
まあ、あのシュートなら、右でも決められるでしょう。
2点目は、左足でコースを狙ったきれいなシュートでした。
大迫とダヴィのFWの2人とジュニーニョが、ホンダロックと力が違い過ぎるので、個人の能力で突破出来てしまいます。
本山と野沢に加えて、中村がいた前半は、パス交換で守備を崩していましたが、後半はあまりそういうシーンはなかったかもしれません。
注目のダヴィですが、身体が重いようです。
45分でも、終盤、足が止まりました。
運動量がありませんし、シュートも、枠に行きません。
1点は取りましたが、あれは決めてくれないといけません。
今日は、本格的な練習試合で、競馬で言えば、本馬場で併せ馬の最終追い切りをしたようなものです。
この追い切りで仕上がってくれれば良いのですが、どうなんでしょう。
あと2週間あります。
それと、J1の対戦でどうか分かりませんが、ダヴィがいれば、何人か相手を引き付けることが出来るんですよね。
それはそれで、利用価値はあると思います。
フリーにすれば、得点するでしょうし、放ってはおけませんから。
次に注目の中田の左SBです。
これは、ジュニーニョとセットで書かないといけませんが、自分で動かずに、ジュニーニョを動かして、守備をしていました。
ジュニーニョも今年は好調で、下がって守備をしていても、上がって攻撃も出来るので、これは監督としては使いたくなると思います。
今年のジュニーニョは、違います。
中田の話に戻ると、最初に、中田がスローインを入れるのを見た時は新鮮でした。
ホンダロックの選手交替がどんな感じだったのか分からないのですが、相手の足が止まってからはさすがでした。
スルスルと前に上がってボールを受けたり、クロスを上げたり。
スピードはありませんが、ゲーム全体を見渡したり、相手の攻撃を読む能力は、間違いありませんから、スピードがなく、運動量がない、キープ力がないことを、周りがどこまでカバー出来るかでしょう。
何人かに囲まれてしまうと、ボールを簡単に失ってしまうので、あれは狙われると思います。
今日も、他のクラブがスカウンティングに来ていましたが、そう思われたと思います。
左SBを中田にするのなら、ジュニーニョと青木のカバーが必須です。
青木は、昨年の終盤からですが、すっかりCBらしくなりましたね。
岩政も、安心して組んでいられるでしょう。
運動量のあるCBですから、カバーの能力も高いですし。
長くなったので、ひとまず、これくらいにしておきます。
柴崎と小笠原のボランチは、前半の2人と比べると、安定感は抜群です。
大迫は、昨年はもう少しポストプレーが出来ていたように思いますが、これは真剣勝負でないと確認出来ないでしょうし。
今日プレーした22人の中から、ベンチ入りの18人が選ばれるのは、間違いないでしょう。
ただ、先発は、特に、攻撃陣の先発は悩むと思います。
後半のセットプレーは、遠藤だけが担当していました。
そのことを考えても、野沢は入れておきたくなるような気もします。
にほんブログ村
にほんブログ村