【アントニオ】大分×鹿島

大分は、引いて守って、後ろでボールを回してカウンター狙いの戦術をとって来ました。
この状況では、守備の評価は出来ませんが、問題はやはり攻撃でしょう。

引いて守る相手にどうかと思いましたが、全く攻撃出来ませんでした。
ああいうゲームを90分間見るのは、苦行でしかありません…。

常本、ディエゴ・ピトゥカ、荒木が抜けると、攻撃が組み立てられません。
抜けると、違いが分かる選手たちだと思います。

攻撃では、各駅停車の短いパス、相手に狙われている選手へのロングパスしかありませんでした。
これでは、チャンスは作れません。

パスを受けてから、次のプレーを選択し始めるのでは、連動した攻撃は出来ません。
受ける前から、先を見据えた姿勢でボールを受ける選手が全くいませんでした。
苦し紛れにロングボールを入れるのは、カウンター狙いの大分にとっては願ったりの状況です。
そりゃあ、カットされますよね。

一番の問題は、エヴェラウドでしょう。
悪い時のクセで、ボールが来ないと下がって来てしまいます。
1トップの布陣で、それをしてしまうと、せっかくサイドにボールを運んでも、中に選手がいなくなってしまいます。

中に受け手がいないので、ここのところ、チャンスを作れていたサイドからのアーリークロスも、全く入りませんでした。
まあ、これはエヴェラウドだけの問題ではなく、広瀬と杉岡、常本と永戸、SBの組み合わせの選手の特徴による違いも大きいです。
大分が引いて来るのが分かっている状況でしたから、常本を起用するべきでしたね…。

久しぶりの三竿の先発でしたが、ディエゴ・ピトゥカとの差が分かりました。
顔の出し方やパスの質が、違い過ぎます。
もっと、三竿らしいプレーをした方が良いと思います。

2トップがダメ、エヴェラウドの1トップもダメとなると、うまく行っていたゼロトップに戻すしかないかもしれませんね。
あの布陣は、攻守に渡って連動していたと思います…。


にほんブログ村


にほんブログ村