本と映画とわたしと

感想です。

ジェーン・スー著「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」を読んだ。

2015-04-10 | 
実は私もそう思っていたのよ。
と感じることがたくさんあって、おもしろかった。

著者は四十路に見事、足を突っ込んだ独身。自称「未婚のプロ」。
「女子である前に人間として!!!」と、思ってきた同世代の女性なら、
共感するところが多いはず。
もともと女子力が高く、好きな色はピンク、「かわいい」に同化できる人が読んでも 
わけがわからないかもしれません。

「ピンク」を避けてきたけれど、最近試してみるようになっていませんか。
「かわいい」を拒絶してきたけれど、癒されるようになっていませんか。
著者は、齢を重ねて図々しくなってきたことで、女子魂を表に出せるようになったからだと分析。
「なるほどそうかもしれない」と私は感じた。

肩肘張って強い大人の面しか見せないように生きてきたけれど、
なんだか最近、私も自分の中に今もいるちいさな女の子を認められるようになったのかもしれない。

じつは私、42歳でぬいぐるみを買ったのだ。
30年ぶりぐらいにぬいぐるみを抱いた。私にとっては大きな変化。
本書を読んで気付いた。
その行動は 私の中の女子を認めたからではないか。
これまでは「かわいい」=「か弱さ」=「私には似合わない」と否定してきたのけれど、
そんなに頑張らなくてもいいかな、
ひねくれていた心もほどけてきて、素直になってきたかなと感じる40代。

私も図々しくなってきたな。
楽しい。