新学期が始まり、1週間がたちました。親子ともなれない生活で ちょっと疲れました。
夏休みにダラダラしすぎたせいで、子供たちも毎日疲れているようです。
先にお知らせです。液体窒素が入荷しています。いぼ・首いぼ・老人性いぼなどの治療が可能ですので、必要な方は来院してください。
さて、お盆時期から ここ最近にかけて、鳥刺し・たたきなど を食べて、かなりひどい 食中毒になる方が 散見されました。
鳥の生肉に関係した食中毒でしたので、おそらくカンピロバクター腸炎であろうと考えます。
発熱や嘔吐・下痢など また頭痛や倦怠感などの症状が出ます。たいていは1週間ほどで完治してきます。
食中毒の原因菌の半数以上がカンピロバクターと呼ばれる細菌です。
カンピロバクター菌はニワトリや牛をはじめとした家畜や多くの動物が保菌している細菌です。
一般に市販されている鶏肉のカンピロバクター汚染率は20-40%とする報告と60-90%とする報告などばらつきがありますが、
いずれにせよ、高い汚染率が示されており、鶏肉の生食=カンピロバクター腸炎の危険性があると考えてもよいと思います。
食鳥処理後の鶏肉のカンピロバクター汚染率67.4%(厚生労働科学研究報告「食品製造の高度衛生管理に関する研究」だそうです。
カンピロバクターは加熱調理で死滅します。
こちらも同じ方の作品。受付に並べています。なんでもない植物にストーリーが生まれ、新たに明るい雰囲気を出してくるのがこの作品のすてきなところですね。
小さい中に夢が溢れますね。
9月4日水曜日のお昼ごろに 液体窒素が入荷予定です。
4日午後以降でご利用いただけます。
液体窒素は-196度の低温で患部を凍結し、病変部を脱落させる治療です。
ウイルス性疣贅
首いぼ
脂漏性角化症(老人性いぼ)
などは保険適応で治療が可能です。
必要な方は来院してください。
台風の進行がかなりゆっくりなようで、今後の見通しがはっきりせず 金曜土曜日の診療が大丈夫かな と今から心配です。
昨日、ハチのお話を書いたばかりですが・・
今日はムカデに咬まれた方が来院されました。
ムカデ というと 梅雨時期に家の中に入ってきやすい イメージですが・・・調べてみると 暖かい季節を好み、寒い時期は活動が鈍化するようです。
3~12月にかけて発生し、6-8月は特に被害が増える時期だそうです。
暖かさと湿気が大好き ということなので、最近の暑さ そして雨上がりのムっとするような湿気に誘うわれ、活発に活動していたのかもしれません。
基本的にはムカデは夜行性の生き物です。
日中は草むらや落ち葉の下などに潜んでいます。えさを求めて活動をするのは主に夜間で、布団の中に入ってきて夜に咬まれた という方が多いのもそのためです。
暗い場所が好きなので、落ち葉が多い場所は掃除をし、石の下や外に置いておいた履物の中に潜んでいることもあります。
ムカデに咬まれると 激しい痛みが出現します。
局所の発赤や腫れ、咬まれた部位に2か所の出血斑が見られることもあります。
万が一咬まれた場合には 傷口を流水で洗い流します。局所を冷やすことで、疼痛を緩和する方法も一般的です。
ムカデ毒に関しては43度の温水に浸す温熱療法が効果があったとする報告もあるようです。しかし、科学的な根拠にとぼしいことや ムカデ毒が拡散してしまうことも危惧されますので、冷やす方が無難で安全です。
ハチ同様にアナフィラキシー症状(気分不快・呼吸困難・頻脈・腹痛など)が生じた場合はすぐに病院受診をしてください。
なお、ムカデ毒とハチ毒の間には免疫学的な交差反応性がある可能性が示唆されています。
ハチに刺されてアナフィラキシーを生じる人はムカデにも注意が必要です。反対にムカデに咬まれたことがある人はハチに刺されたことがなくとも、ハチ刺症でアナフィラキシーを生じる可能性があります。
また、大変に生命力が強い生き物なので、ムカデは頭部がない状態で死んでいると思ってもしばらくは咬まれることがあります。油断は禁物。
いずれにせよ、腫れがひどい場合、痛みがひどい場合などは無理せず受診をしてください。
台風、大きな被害がありませんように。
明日は休診です。よろしくお願いいたします。
台風が近づいていますね。
明日からの様子が不安だからと今週初めからは 早めにお薬を取りに来ました と備えていらっしゃる方が散見されました。
お薬不安な方は 天気が崩れないうちにご来院ください。
子供たちの夏休みが終盤・追い込みに差し掛かりました。
あともう少しで夏休みおしまい。やりたいことや 出かけたい場所が たくさんありましたが、あっという間に終わってしまいます。
宿題は終えているのですが、自由課題を あれもやろうかな これもやりたかった と今もまだ取り組むので、仕事以外の時間はお付き合いをしています。
ブログ・ホームページも更新が滞っています。
田んぼの稲穂も少しずつ膨らみ 皆さん 草刈りも大変。お盆明けは木を切ったり、畑に出たりといろんな場所で、ハチに刺されてしまった方が 続きました。
ハチに刺されると 患部が赤く腫れあがります。刺された直後から 激しい痛みが生じ、その後、かゆみを伴うことがあります。
はじめて刺された場合には 腫れは1日から数日で引くことが多いです。
ハチに一度でも刺されたことがある人は、体内にハチの毒に対しての抗体ができます。そのため、同じ種類のハチに2回目以降刺された場合は、人によっては皮膚の局所症状だけではなく、ハチの毒に対してのアレルギー反応が強く出ることがあります。
アナフィラキシーショックといい、命にかかわることもある こともあり 注意が必要です。
アナフィラキシーの症状は ハチに刺されて数分以内で出現します。
唇や粘膜が腫れたり、息苦しさ・呼吸困難・喘鳴(ぜいぜいした呼吸音)・激しい鼻水やくしゃみ その他 動悸や息切れ 血圧低下などが起こってきます。
ハチに刺されて、呼吸が苦しい・めまいがする・気分不快などの症状が出た場合は迷わず、すぐに病院を受診してください。
アナフィラキシーが起きない場合でも、さされて腫れがひどい場合や 改善しない場合は受診をされるのが安心です。
今の時期(夏から秋にかけて)はハチたちも活発に活動しています。野外活動をする際には特に気を付けて下さい。
ここ最近来院された方々は皆さん、複数匹のハチに追いかけられて、数か所 刺されてしまっていました。
ハチは黒い色に対して、攻撃をするそうです。黒色の衣類や荷物は避けて、白っぽいものを身につけた方が安心です。
香水や整髪料などの強い匂いもハチを刺激するようなので、避けてください。
また、大きな声や 急な動きなどにも反応があります。ふいにハチに遭遇したら、思わず手で払ってしまうのですが、大きな声を出したり、手で払ったり、走って逃げたりということは避けましょう。
姿勢を低くして、ゆっくりをその場を離れるのが賢明なようです。
参考になれば幸いです
前回記事の続きです。
環境的な要因に関して書いてみます。
総務省の調査によると熱中症で救急搬送された人の43.9%は住居の敷地内で発症しています。
これは屋外の9.4%を大きく上回る結果です。
また、東京都監査医務院の調査では、熱中症により屋内で死亡した人のうち、89.9%がエアコンを使用していなかったそうです。
熱中症予防のポイントは
室内の見やすい場所に温度計、湿度計を備えておき、暑さを感じていなくても
室温が28度、湿度が60%を超えるときには「積極的にエアコンを使用」しましょう。
自宅でエアコンを使用できないときは、公民館や図書館、大規模商業施設(ショッピングモールなど)で昼間2時間程度過ごすことなども一つの案です。
屋外での熱中症の危険度を知るための目安に「暑さ指数(WBGT)」があります。
そして天気予報でよく聞かれる言葉に「真夏日」「猛暑日」という言葉があります。
最高気温が30℃を超える日は真夏日、35度を超える日が猛暑日です。
暑さ指数と真夏日、猛暑日を重ね合わせると「真夏日は熱中症に厳重警戒」「猛暑日は熱中症の危険日」となります。
熱中症の死亡率は気温が30度を超えると上昇し、34度を超えると急激に増加します。
気温が30℃を超えていたら、不要不急の外出は控えましょう。屋外での運動は避け、屋外作業には十分注意するようにしてください。
熱中症が疑われる方でまず確認するのは「意識障害」があるかどうかです。
意識がない、意識があっても認識が明瞭でない、言語の混乱といった場合には、至急、救急車を呼んでください。
救急車を待つ間はできるだけ、涼しい場所に移動し、服を緩めます。
太い血管がある首の周り、わきの下、股関節部の足の付け根を冷やしてください。
直接身体に水をかけ、うちわであおぐ処置も救急処置としては効果があると思います。
まだまだ暑さが続きます。時間帯を選んで、屋外活動をするようにしてください。
参考になればうれしいです。