暑い日が続きます。
早朝から草刈りの音が響きますが、早朝といえども暑い毎日です。
先日は、加東市内で田んぼで倒れてなくなった方のニュースが報道されていました。
今の時期は草刈りと水の管理が忙しいと皆さんおっしゃっています。午前中でもかなりの高温ですので、熱中症にかかるのも納得です。
人間の体温は高くなると汗を出して、その汗が蒸発することで、一定の範囲におさまるように調節されています。
しかし高温多湿の環境で、発汗と汗の気化のメカニズムが阻害されると、命に危険が及ぶほど体温が上昇します。
これが熱中症です。
症状としては発熱、けいれん。嘔吐、意識障害、失神といったことが起こってきます。
体温を調節するには発汗と汗の蒸発の両方が大切です。汗の元になる「水分」をこまめに補給する。
湿度が高いと汗は蒸発しにくくなるので、「湿度の高い環境」に注意が必要です。
また、熱中症で死亡する人の割合は65歳以上の方が85%以上を占めています。
その理由として、加齢によって体温調節の機能が低下している。のどの渇きを感じにくくなり、水分補給が不足する。暑さを感じにくくなり、エアコンの使用控えをしているといったことが挙げられます。
実際に高齢者ではこれだけ暑い環境でも、エアコンを使用してなかったり、季節外れの冬の下着を着ている方を時々見かけます。
とっても危険な状況です。
65歳以上の方は体感に頼らず、こまめな水分補給とエアコンの使用を心がけてください。
長くなりましたので、続きは後日。
明日は当院休診です。暑くなりそうですので、熱中症予防をしてお過ごしください。