兵庫県加東市の青山医院の日記です!

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読書が脳にもたらすもの

2024年12月06日 | Weblog

インフルエンザの感染者が周辺でも増えてきました。

先週までは ニュースとは乖離していて、ほとんど陽性者を見かけなかったのですが、今週は 近隣の高校の2つの学年閉鎖を耳にしたと思えば

その後、当院受診の方も複数名のインフルエンザ陽性者が出ています。

インフルエンザワクチン接種予定の方は早めが良いと思います。

投与後、効果が出るまでに2週間程度を要します。

 

さて、先週末の斉藤孝先生のお話を聞いたのち、そういえば・・・

いつも聞くラジオのニュースで、読書をする人が減っていると言ってたなあ と思い出し、調べてみました。

文化庁が16歳以上の方を対象に「1か月に読む本の数(電子書籍を含む)」を調査したところ、

「1冊も読まない」と答えた人が62.6%に上りました。5年前では同じ質問の答えが47.3%でした。

また「読書量が減っている」と答えた人も69.1%と過去最高になっています。

「活字ばなれ」がさらに進んでいるようです。

 

先日の講演ではないですが、読書が脳に良い影響を与える ということは、数多くの研究によって明らかになっています。

 

本を読むとそこに書かれている人物や場面を想像します。

 

この時脳内では、記憶にかかわる前頭前野、言語にかかわる脳の領域が活性化します。

 

認知機能の例では、14年にわたる追跡調査の結果、週に1回以上読書をする人は、認知力が衰えにくいことが分かりました。

別の研究でも、読書が認知症のリスクを低下させることが示唆されています。

 

読書はストレス発散の手段としても有効です。

イギリスの研究チームによる実験では、心拍数や筋の緊張でストレスを計測したところ、読書を行うことで68%軽減したという結果が出ています。

読書を習慣にするために、本棚に眠っているお気に入りの一冊を手に取ってみたり、図書館に足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

参考になれば幸いです。

 


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