インフルエンザの感染者が周辺でも増えてきました。
先週までは ニュースとは乖離していて、ほとんど陽性者を見かけなかったのですが、今週は 近隣の高校の2つの学年閉鎖を耳にしたと思えば
その後、当院受診の方も複数名のインフルエンザ陽性者が出ています。
インフルエンザワクチン接種予定の方は早めが良いと思います。
投与後、効果が出るまでに2週間程度を要します。
さて、先週末の斉藤孝先生のお話を聞いたのち、そういえば・・・
いつも聞くラジオのニュースで、読書をする人が減っていると言ってたなあ と思い出し、調べてみました。
文化庁が16歳以上の方を対象に「1か月に読む本の数(電子書籍を含む)」を調査したところ、
「1冊も読まない」と答えた人が62.6%に上りました。5年前では同じ質問の答えが47.3%でした。
また「読書量が減っている」と答えた人も69.1%と過去最高になっています。
「活字ばなれ」がさらに進んでいるようです。
先日の講演ではないですが、読書が脳に良い影響を与える ということは、数多くの研究によって明らかになっています。
本を読むとそこに書かれている人物や場面を想像します。
この時脳内では、記憶にかかわる前頭前野、言語にかかわる脳の領域が活性化します。
認知機能の例では、14年にわたる追跡調査の結果、週に1回以上読書をする人は、認知力が衰えにくいことが分かりました。
別の研究でも、読書が認知症のリスクを低下させることが示唆されています。
読書はストレス発散の手段としても有効です。
イギリスの研究チームによる実験では、心拍数や筋の緊張でストレスを計測したところ、読書を行うことで68%軽減したという結果が出ています。
読書を習慣にするために、本棚に眠っているお気に入りの一冊を手に取ってみたり、図書館に足を運んでみてはいかがでしょうか。
参考になれば幸いです。